2018年06月20日

静岡にjapanの里!

静岡にjapanの里!




創房荻須の製品のほとんどは
約20数年前から漆塗りで仕上げています。

それ以前は、主にウレタン塗装で仕上げていましたが、
父が漆に勝る塗料はないと確信し、漆に切り替えました。

静岡では、家具のような大きなものに漆を塗る職人さんはあまりいなかったことから、
漆職人の工房に約10年通い、
父が自ら漆を塗るようになりました。

漆には親しんできましたが、うちで使用する漆も外国産です。



静岡にjapanの里!



国内で消費される漆のほとんどは外国産で、
国産は約一割にとどまります、

漆を生産する地域は限られ、
国内の8割を生産するのは岩手県の浄法寺です。

そんな中、
「国宝。重要文化財の保存修理には国産漆を使用すべし」
という法律ができたのです。

静岡の国宝といえば、久能山東照宮。
浅間神社には重要文化財に指定された建物が26棟あります。

今後、これらの社殿を修理する為の漆を、
地元静岡で生産しよう!

という動きが始まりました。



静岡にjapanの里!


オクシズ「漆ーjapanーの里」構想立ち上げ準備会

先日、浅間神社で開催されました。

文化庁から文化財調査官の講演、
静岡で唯一の漆掻き職人のお話、
また、参加者の中で林業に従事されている方々のお話、

とても興味深い内容でした。

道は簡単ではないことも分かりましたが、
ぜひ実現したいと思いました。







Posted by マルウチ at 12:39│Comments(0)
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