2022年01月16日

雛の家

雛の家




草の戸も住み替わる代ぞ雛の家

With the new resident,
my hut of grasses has become a house of dolls.


住み慣れた家を売り払い、
「奥の細道」の旅へと向かった松尾芭蕉が、
家を引き払う時に読んだ句。

寂れた草庵に新しい住人が来て雛を飾る家になることだろう。



季節も違うのにこの句を思い出したのは、
静かだった通りに子供の声を聞いたからだ。

実家の近所は古い家が多く、
住人はほぼ老人。

しばらく人が住んでいなかったお向かいのお宅はリフォームされて、
新しく若いご夫婦とお子さんたちが越してきた。

小学生の子供たちの元気な声が響き、
静かな通りが明るくなったような気がする。







Posted by マルウチ at 11:45│Comments(0)
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