2019年07月26日

いつまでも心に残る映画 ROMA

いつまでも心に残る映画 ROMA


2週間のPOP-UPショプが終わり、
その間にいただいたいくつかの特別注文を制作。
すべての発送を終えると、
ホッとしたのかどっと疲れが・・・

週末ひたすら寝て過ごし、
流石に寝るのにも疲れると、
イベント期間中は見えていなかった部屋の中に目が向き、
家中の掃除に夢中になりました。

ガンガン片付けモードの中、
見つけた映画のパンフレット。
映画を観終わった後、
あえて貰っておいたもの。

手にしたとたん、
映画の世界が蘇ってきました。


「ROMA]
 監督 アルフォンソ・キュアロン


2019年映画マイナンバーワン確定!
これ以上の映画はそうそうないでしょう。

私の場合、
多くても年間4〜5本ほど観るだけだし。

舞台は1970年代のメキシコ。
ローマとは首都メキシコシティにある地名だそうだ。

オープニングから引き込まれました。
水の流れる音。
人が何か作業をしている気配。
床に映る窓?

やがて人物が現れ、
その建物の場所も次第に明らかになる。

家政婦のクレオが掃除をするのは、
道路に面したエントランスから中庭ににつながる通路。
家族のドラマの重要なステージだ。

夫の発する一言が妻の心を波立たせ、
余波は弱い立場のものにぶつかる。

恋人のあまりにもひどい態度にも、
ヨガのバランスのポーズを難なくこなすように、
クレオは受けとめていたかに見えた。

夫婦の不和が思春期の子供たちの心にも影を落とす。

ドラマティックな展開はほとんどないのに、
日常を淡々と描きながら、
人々の心の機微が伝わってくる。

そしてなんとスケールの大きな映画だろう。
モノクロで地味そうだけど、
長回しの映像の中に時代の風景が濃密に描かれている。

中流家庭に家政婦2人と運転手もいるという格差社会。

まさにそこに人々の不満が渦巻き、
混乱が起きているという中、
格差の差を超えた人の心のふれあい。

無理にでも時間をつくって観に行った、
あの時の自分、よくやった!と言いたい。
チラシを見つけまた感動が蘇りました。















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Posted by マルウチ at 14:00│Comments(0)映画
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