2009年08月24日

秋の草花と小さな厨子




和紙と漆で形づくった花入れなどを中心にした
展示会を開催します。

初秋の草花を集めて、
ひとつひとつ手作りの花入れとともに季節を楽しむ・・・
そんな展示会にしたいと思います。






そして、

創房荻須ではこれまで、

「偲ぶ心をかたちに」をテーマに、

現代の暮らし、
それぞれのライフスタイルに合った祀り方を
提案してきました。

その中で生まれた、
「小さな厨子と写真立て」

新たな祀り方を提案します。



会期   9月3日(木)~8日(火)
       
      11:00~18:00(最終日は16:00まで)

会場   千代田画廊
 
      Tel.054-271-8800

静岡市葵区鷹匠3-20-8
      アークヴァリュー2F  
  


Posted by マルウチ at 12:38Comments(0)厨子

2009年04月17日

厨子と家具調度展開催

アカデミー賞外国映画賞に輝いた
映画「おくりびと」の大ヒットは何を意味するのでしょう。

明治時代、日本を訪れた小泉八雲は、
西洋ではほとんど見られない死者に対する感謝の感情が
日本の庶民の中に根強く残っていて、
それがきわめて美しい道徳を形成しているのを
驚きを持って記しています。

有史以来、無数の生死を繰り返した死者、すなわち祖先の霊。
それは今の自分を形成しているものであり、
また自己の延長である子孫にも繋がるものである。
そんな日本人の思想が、死者に対する感謝の感情を生んだ。

日本人の心に残るそういった思いを葬送の形に表したい。
形骸化した葬送の形に違和感を覚える現代人は、
もっと自分らしく、心を込めた葬送のあり方があるのではと、
考えるようになってきたと思います。

「おくりびと」は、そんな現代人の心に響いたのではないでしょうか。





十数年前から、創房荻須では厨子を作ってきました。
年々、お客様の反響は大きくなっています。
自らのライフスタイルの中で心を込めてまつりたいという方が
増えているのだと思います。





デザイン、素材、寸法、様々な厨子を取りそろえて展示しおります。
ぜひ、この機会にご覧になって下さい。







  


Posted by マルウチ at 17:32Comments(0)厨子