2012年11月27日

地球のステージ 災害特別版 震災変・復興編




約10年前から、
友人たちと自主企画している

「地球のステージ」


  「地球のステージ」って何?
  という方は、こちらをどうぞ~

  http://soubouogisu.eshizuoka.jp/e103268.html


今回は、災害特別版 震災変・復興編を開催します。


世界各地で発生している自然災害。

こうした被災地での活動を
「災害特別版」としてまとめたものです。

昨年の東日本大震災では、
「地球のステージ」の活動拠点である
宮城県名取市も津波の被害に遭い、
多くの方が亡くなりました。

被災地での活動の様子と、
復興に向けて力強く生きる人々の姿を報告します。






心のケアワークショップの様子





12月1日(土)
13:00開場
13:30開演

会場 アイセル21 1Fホール
入場料1,500円高校生以下1,000円
   (当日1,800円高校生以下1,300円)



  


Posted by マルウチ at 12:05Comments(0)地球のステージ

2009年01月16日

ガザへの攻撃20日目

先月27日から始まったイスラエル軍による攻撃で、千人を超える犠牲者が出てい
るパレスチナ自治区ガザ。国連の事務総長がイスラエルを訪れた昨日、ガザの国
連機関が砲撃されたというニュース。

そして、朝刊の「日本人医師ガザ入り」という見出し。静岡にも何度も講演に来ても
らった地球のステージの桑山さんの写真がありました。ガザに向かっているという
情報は聞いていましたが、いよいよ現地に入り、緊急医療支援にあたるとのこと。
無事を祈らずにはいられません。

数日前、友人から、国連職員の寺畑由美さんのブログを日本語に翻訳したものが
送られてきました。8日付のブログの一部です。
 
 
 ガザで起こっていることを書けるだけ書いていこう、最初はそう硬く決意していた。
 その気持ちは今も変わっていないけれど、人道支援物資をガザに運び込む、そ
 のほんの一部を手伝う作業だけで精一杯の毎日が続き、ほかのことはいっさい
 できないままに来てしまった。

 ガザの人たちは、本当に信じられないほどの強さを見せている。子供たちのため
 に、自分の恐怖心は表に出すまいとし、父親と男の子たちは毎日、イスラエル軍
 の無人機が頭上を哨戒し、空爆と銃撃でひっきりなしに地面が揺れ動く中、一家
 のための食べ物を探しに街に出ていっている。

 どこにも安全な場所はない。私がラファに住んでいた時には、攻撃にさらされる地
 域の家の人たちはみな、国連の学校を避難所にしていた。国連の施設なら絶対
 に安心だと思っていた。でも、もうそんなことはない。これまで何度も繰り返されて
 きた侵攻と軍事攻撃の際に、ガザの人たちをそれなりに守ってくれていたルール
 は、もういっさい通用しない。国連の学校にミサイルが撃ち込まれたことひとつを
 とっても、それは明らかだ。この学校には何百人もの人が避難していた。ミサイル
 の一撃で40人以上の人が殺された。

 

寺畑さんは、2003年からNPO法人地球のステージの現地駐在員としてパレスチ
ナガザ地区最南端の町ラファで、青少年を対象とした心理社会活動に従事し、昨
年からは国連の職員としてガザに駐留していました。イスラエルによる空爆がはじ
まって3日目には退去を余儀なくされ、現在はガザ外で国連の支援活動に従事し
ています。

NPO法人地球のステージの現地駐在員をしている頃、一時帰国した寺畑さんの
お話を静岡で聴く機会がありました。小柄だけれども、はじけるような元気の良さ
が印象的でした。こういう人だからこそ、紛争の絶えない国で難しい支援活動が
出来るんだろうなと思いました。

その時見たビデオに映っていたパレスチナの少女たちは元気だろうか。間近に迫
った学校の試験のこと、お母さんが亡くなったため家事を任されていることなど、不
安や心配なこと、でも将来に希望も持っていることなど、賑やかにおしゃべりしてい
る様子が日本の女の子たちとかわらないと思いました。そして、彼女たちが本当に
寺畑さんを信頼していることが伝わってきました。

「絶望的な『見捨てられた感』や怒りによって、暴力的な性格がつくられていく。子
どもの頃に根っこを断たなくては」「見捨てていないということを示したい」とガザ入
りを決行した桑山さん。

イスラエルが報道を制限しているといっても、インターネットで世界中の人が知るこ
とが出来る現実。情報を得て、この場で何が出来るのか考えたいと思います。





  


Posted by マルウチ at 11:38Comments(0)地球のステージ

2008年08月27日

マニラの少女



会場前、椅子を並べて準備をしているところです。


8月23日(土)「地球のステージ・ありがとうの物語」雨にもかかわらず、多くの
方が観に来てくださいました。監督の佐藤威一郎さんも、昼の部、夜の部共に
舞台挨拶をしてくださいました。上映後、アンケート用紙の感想を時間をかけて
書いてくださる方が多数いらしたのも印象に残りました。





私が今回この映画を観て最も心に残ったのは、フィリピンのマニラで懸命に生
きる少女メリジェーンの姿です。

買い物用のビニール袋を売って生活する少女メリジェーン。一日中働いて、夜
その日初めての食事にやっとありつける、そんな毎日。

5歳の時、父親は出稼ぎに行ったまま帰ってこなくなり、母親は7歳の兄と5歳
の彼女を残して故郷の島に帰ってしまった。それ以来、病気のおばあちゃんと
三人で力を合わせて生きてきたが、とうとうおばあちゃんが亡くなってしまい、お
兄ちゃんと二人きりになってしまった。

彼女は言う。「お兄ちゃんは、お母さんのことを怒っているけど、私はお母さんに
合って抱きしめてキスしたい。」ところが、母親がマニラに戻っていることを知りシ
ョックを受ける。「同じマニラにいながら、自分たちを迎えに来てくれないお母さん
なんてもうどうでもいい」いつも笑顔の彼女が涙を見せる。

おばあちゃんが亡くなって、住んでいた家も追われた二人は、夜寝る場所を探し
回る毎日。事情を知ったお兄ちゃんの雇い主が寝る場所を提供してくれた。露店
の下に段ボールをひいて寝る場所を作るのだ。夜中の店のばんをするという役割
もある。それでも、二人にとっては安心して眠れる場所なのだ。

古着屋の店主が、ビニール袋を売る仕事ぶりを認めてメリジェーンを雇ってくれる
ことになった。毎日を一生懸命に生きるメリジェーンに、もう一度お母さんのことを
聞くと、「やっぱり会いたい」と、笑顔で答えた。

メリジェーンの夢は、お兄さんと一緒にお店を持つことだ。しかし、彼女たちにとっ
て現実は厳しい。その現実を認識したとき、彼女の心が折れてしまわないか、桑
山さんは心配する。それでも、「お母さんに会いたい。会って抱きしめたい」と言う
メリジェーンの言葉に希望を見いだす。

過酷な状況の中で生きざるを得ない子どもたち。これを放置しているフィリピンの
政府はどうなっているんだろう。私は、映像を観ながら絶望感におそわれてしまう。
しかし、桑山さんは心の美しさや強さ、人を思う気持ちに注目する。人間の幸せは
物質面ではなく心の豊かさにこそあると確信しているからだろうか。国際援助活動
を続ける桑山さんの強さを感じた。

  


Posted by マルウチ at 11:31Comments(0)地球のステージ

2008年08月14日

JICA菅野さんを囲んで



8月10日(土)「地球のステージJAIKA版」に登場する菅野さんを招いてお話を伺いました。
菅野さんは、6年前青年海外協力隊に参加しガーナに2年間赴任しました。今も、赴任し
ていた村の副村長を務め、年に3回ガーナを訪れ支援を続けています。

菅野さんは、ガーナの人々の自立のためにガーナの伝統的な染め物を使って日本向け
の商品を作り輸出をする事業を立ち上げました。写真は、その商品の見本を見せていた
だいているところです。

自分は幼い頃貧しかったが、日本ではアルバイトをすれば高校も大学も行くことが出来た。
でも、貧しい国に生まれた人は生きていくことさえ大変な状況。同じ人として不公平だと思
った。そういう国の人々の力になりたいという思いを若い頃から持ち続け、39歳で仕事を辞
め、青年海外協力隊に参加したそうです。

菅野さんの生まれは山形県の尾花沢ですが、お父さんは米だけ作っていては日本の農業
の未来はないと、米以外の農作物を作ろうといろいろな作物の栽培を試みたそうです。そし
て、研究の結果、西瓜の栽培が一日の気温の変化の激しい尾花沢の地に適しているとわ
かりました。最初はひややかに見ていた周りの農家も作り始め、今では尾花沢西瓜として
全国でも有数の産地となっているそうです。おみやげにいただいた西瓜は最近では見かけ
ない大きなもので、甘くてしっかりとした食感で本当においしかったです。大きいほどおいし
いのですがあまり大きいと売れないそうです。

菅野さんは、1964年生まれ。お父さんが米だけ作っていればその当時それほど貧しくは
なかったかもしれない。日本が豊かになっていく時代、驚くべき貧乏生活。小学校5年生の
ときには栄養失調で入院したこともあるとか。それでも、明るく元気にまっすぐ育ったのは、
お父さんやお母さんの生き方に迷いがないからかなあと思いました。  


Posted by マルウチ at 12:37Comments(0)地球のステージ

2008年07月24日

映画ありがとうの物語




地球のステージの桑山紀彦さんの活動がドキュメンタリー映画になりました。

監督は、長年NHKのドキュメンタリー番組を制作してきた佐藤威一郎さんです。佐藤さんたちは
撮影のため世界各国を旅するたび「日本ほど豊かで平和な国はない」と感じたそうです。ところ
が最近、暗く悲しい事件が相次いでいます。殺人、自殺、学校でのいじめ、すぐにキレて暴力を
振るう大人や子どもたち、他人への無関心。いつからともなくスタッフの間で「みんなが優しく温
かい気持ちになれるような映画が作りたいな・・・」「そう!元気がわいてくるような・・・」そんな
話をするようになったそうです。そんな時、桑山さんに出会ったそうです。

桑山さんは、こんなことを話しています。
「いろんな国に出かけていっていつもびっくりするのは人間てすごい生きものだということです。
だってどう見たって、どう考えたって、立ち上がれそうにない困難な中で生活をしているのに
ちゃんと前を見て生きていこうとする人が沢山いるからです。それが小さな子どもだったりする
から驚きです。

そんな子どもたちの姿を伝えられないだろうか?佐藤さんたちは、桑山さんと一緒に旅をするこ
とにしました。東ティモール、フィリピン、カンボジア、クロアチア、パレスティナ・・・。キラキラと
命を輝かす人々の姿、人間の心の奥にある強さにカメラを回しながら感激したそうです。
そして、完成した映画「ありがとうの物語」。

静岡地球のステージ実行委員会では自主上映します。

 日時     8月23日(土)

        昼の部/午後2:00(開場1:30)

        夜の部/午後6:00(開場5:30)

 場所     アイセル21 一階ホール


 入場料    500円


 問い合わせ 静岡地球のステージ実行委員会

        石上 TEL:090-6092-5668

        寺尾 (絵本の店Peekaboo!)
            TEL:054-287-5674  
  
        実行委員会  e-mail:earth_stg_shizoka@yahoo.co.jp
  


Posted by マルウチ at 11:04Comments(0)地球のステージ

2008年05月07日

地球のステージとは?





地球のステージとは?

 1996年より始まった、ライブ音楽と大画面の映像、スライドによる語りを組み合わせた「コンサート・ステージ」です。
案内役は、山形で精神科医をしている桑山紀彦です。彼は、これまで世界55カ国を歩き、国際医療救援活動を展開してきました。現在は、NPO法人「地球のステージ」の代表理事として、災害時の緊急医療支援や、紛争地や被災地で心に傷を負った人への心理社会的ケア(心のケア)を中心として海外支援活動を続けています。
 学校行事や、学校のPTAの研修部会などが主催することが多いですが、私たちのような有志の実行委員会も全国各地にあり活動しています。




 私がいつも「地球のステージ」を観て思うのは、子供たちの笑顔のすばらしさです。この写真は、フィリピンで物乞いをしながら、土手に出来た穴に暮らす子供たちです。
 最初の写真の子供たちは、ソマリアの難民キャンプで暮らしています。過酷な暮らしを強いられながらも、明るい笑顔を見せる子供たちの姿に、桑山さんは、人間の強さとたくましさを教えられたと言います。どんな場面でも、そこに希望を見いだそうとする桑山さんの姿勢に共感します。
 そして、最後には、必ず日本の都市や田園、私たちの住む街が映し出されます。本当に日本は素晴らしい、60年以上も、平和を保ってきたことは誇れると思います。でも、世界で起きている矛盾と私たちの暮らしは無関係ではないこと、日本の豊かな子供たちにあの子供たちの笑顔があるのか、同時に思わずにはいられません。
 また、海外で支援活動をしている素晴らしい日本人の方が沢山いらっしゃることを昨日の国際協力版で知りました。長年、アフリカのガーナで活動をしてきた菅野さんという方が、現在静岡在住で、昨日のステージにも参加してくださいました。身近にも、素晴らしい方がいるのだと感心しました。
 「地球のステージ」まだ、ご覧になっていない方、機会があったらぜひ参加してみてください。お勧めします。  


Posted by マルウチ at 14:47Comments(0)地球のステージ

2008年05月06日

地球のステージ今日開催




「地球のステージ国際協力版」を開催しました。
今回は、チケットの売れ行きがあまりよくないかと心配しましたが、
数日前には完売してしまい、その後の申し込みはお断りしなければならない状況でした。
当日、キャンセル待ちで来られた方も何とか入ることが出来て良かったです。

今回のステージはJICAと共催で、終了後には、
青年海外協力隊とシニア海外ボランティアの「体験談&説明会」が開かれました。
続けて参加する方も沢山いらっしゃいました。

「地球のステージ」の中で、桑山さんが話していました。
「国際協力は、人の生き様。海外に出て行かなくても自分の今いる場所でできます。
見て見ぬふりをしない。一歩勇気を出して踏み出してみる。そういうことだと思います。」

今朝は、朝刊も見る間もなく慌ただしく家を出てしまい、
帰ってきて、新聞を開き、天声人語をみると、
・・・いま「信」は細り、不信を超えて、「崩信」の時代という。
最近の世論調査で、「世の中は信用出来ない人が多い」64%
「人は自分のことだけ考えている」67%にのぼっている。

確かにそうかもしれないと思います。
でも、桑山さんの活動に関心を持ち、今日300人近くの人が「地球のステージ」に来てくれました。
海外協力隊の説明会にも多くの方たちが参加していました。

どちらも事実で、自分はどの生き方を選択するのか
日々、問い続けたいと思います。

  


Posted by マルウチ at 19:05Comments(0)地球のステージ

2008年03月02日

地球のステージ




地球のステージって聞いたことありますか?

世界の貧困地域や紛争地域で
医療支援活動を続ける桑山紀彦さんという医師の、
映像と語りと音楽で構成されたコンサート形式の公演です。

私が初めてこのコンサートを体験したのは4、5年前ですが、
一緒に見た友人がもっといろいろな人に見てもらいたいと
自主企画すると言い出し、素人ながら何人かで初めて
これまで4回の公演をしてきました。

その間に、公演に来てくれた人の中から
スタッフとして活動してくれる人がどんどん増えていきました。

大学生から60代まで、幅広い世代が集まって
知恵を寄せ合いやっています。

今回は、ジャイカと一緒にやります。

  日時  5月6日(火)

  時間  13時30分開演

  会場  アイセル211階ホール

 入場料  1200円

  


Posted by マルウチ at 17:07Comments(0)地球のステージ