2021年12月03日
遠くから強い光を放つ星
イギリスのロックバンドクィーンが
世界に先駆けて日本でブレイクした頃、
私は中学生だった。
最初のヒット曲「キラー・クィーン」
キラキラのインパクトがあった。
それにしても、
歴史を知っている自分、長生きしてる!
今年はクィーン結成から50年、
フレディ・マーキュリーが亡くなって30年。
コロナ禍の今だからこそ聞きたいクィーンの1曲を
99人がセレクトするというTV番組と、
続けてクィーンのライブ、
夜更かしして見てしまった。
番組中で50年60年残っているものは聞くべきものだ。
と浦沢直樹が言っていた。
夜空には明るい星や暗い星がある。
明るい星に目を奪われるが、
それは近いところで輝いているからだ。
遠くからでも強い光を放つ星がある。
時間を経ても残るものにこそ価値があるのでは。
今なお色あせない魅力を持つクィーンを聴きながら、
この数ヶ月の憂鬱から解き放たれた。
長年制作してきた家具の在庫のこと。
今後のことを考えると、
整理しなければならない。
税理士の先生に相談すると、
「叩き売るか廃棄してください」と!
確かに今の世の中に価値のないものを、
持ち続けるリスクは避けるべきなのだ。
でも価値を決めるのは今現在でなくていい。
こだわって作ってきたものだから、
喜んで使ってくれる人に届けられるよう努力しよう。
もっと広い視野を持ち、
焦らずに長いスパンで考えようと思った。
どう処分するかではなく、
愛を持って送り出そう。
All you need is love.
結局ビートルズで締めることになった。
世界に先駆けて日本でブレイクした頃、
私は中学生だった。
最初のヒット曲「キラー・クィーン」
キラキラのインパクトがあった。
それにしても、
歴史を知っている自分、長生きしてる!
今年はクィーン結成から50年、
フレディ・マーキュリーが亡くなって30年。
コロナ禍の今だからこそ聞きたいクィーンの1曲を
99人がセレクトするというTV番組と、
続けてクィーンのライブ、
夜更かしして見てしまった。
番組中で50年60年残っているものは聞くべきものだ。
と浦沢直樹が言っていた。
夜空には明るい星や暗い星がある。
明るい星に目を奪われるが、
それは近いところで輝いているからだ。
遠くからでも強い光を放つ星がある。
時間を経ても残るものにこそ価値があるのでは。
今なお色あせない魅力を持つクィーンを聴きながら、
この数ヶ月の憂鬱から解き放たれた。
長年制作してきた家具の在庫のこと。
今後のことを考えると、
整理しなければならない。
税理士の先生に相談すると、
「叩き売るか廃棄してください」と!
確かに今の世の中に価値のないものを、
持ち続けるリスクは避けるべきなのだ。
でも価値を決めるのは今現在でなくていい。
こだわって作ってきたものだから、
喜んで使ってくれる人に届けられるよう努力しよう。
もっと広い視野を持ち、
焦らずに長いスパンで考えようと思った。
どう処分するかではなく、
愛を持って送り出そう。
All you need is love.
結局ビートルズで締めることになった。
2021年11月15日
産業フェア静岡2021に出展します

11/27(土)・11/28(日)
産業フェア静岡2021
今年は40回という節目の年です。
静岡市内の多様な産業・産品が一堂に会すこの機会にぜひ、
見て、触れて、知っていただけたら嬉しいです。
創房荻須では、
真田紐グッズの販売、
キーホルダーのワークショップを
また、家具の在庫セールもしています。
どうぞお立ち寄りください。

キーホルダーのワークショップ
¥1,000

家具の在庫セール
50%OFF
2021年08月06日
三曲屏風 クリアランス
クリアランス
現品限り50%offの商品のご紹介です。

屏風3曲(麻布・古代色)
材質はタモという木で、
野球のバットなどに使われています。
タモは硬く弾力性があるため、
細長く加工しても狂うことがありません。
塗装は古代色の漆塗り。
木目を生かす拭き漆です。
拭き漆は、漆を塗ったあと布で拭き取り乾かす、
という工程を繰り返し、漆の層を作っていきます。

腰板には木目の美しい欅の杢を両面から貼っています。

パネルは漆を染み込ませた麻布をはめ込んでいます。
織り柄のストライプが光を通します。
漆で布に張りが出ています。

パネルは取り外すことが可能で、
修理もでき、また別の布に取り換えることもできます。

フレームとフレームをつなぐ紐蝶番は真田紐を使っています。
紐という素材の見た目の柔らさながら、
機能的には360度回転可能な蝶番です。
強度も優れた真田紐は、
釘で固定する金具の蝶番以上に耐久性に優れています。

寸法 W 135cm (フレーム45cm×3)
D 4cm
H 150cm
¥160,000 → ¥80,000 50%OFF
(配送料は別途頂戴いたします)
現品限り50%offの商品のご紹介です。

屏風3曲(麻布・古代色)
材質はタモという木で、
野球のバットなどに使われています。
タモは硬く弾力性があるため、
細長く加工しても狂うことがありません。
塗装は古代色の漆塗り。
木目を生かす拭き漆です。
拭き漆は、漆を塗ったあと布で拭き取り乾かす、
という工程を繰り返し、漆の層を作っていきます。

腰板には木目の美しい欅の杢を両面から貼っています。

パネルは漆を染み込ませた麻布をはめ込んでいます。
織り柄のストライプが光を通します。
漆で布に張りが出ています。

パネルは取り外すことが可能で、
修理もでき、また別の布に取り換えることもできます。

フレームとフレームをつなぐ紐蝶番は真田紐を使っています。
紐という素材の見た目の柔らさながら、
機能的には360度回転可能な蝶番です。
強度も優れた真田紐は、
釘で固定する金具の蝶番以上に耐久性に優れています。

寸法 W 135cm (フレーム45cm×3)
D 4cm
H 150cm
(配送料は別途頂戴いたします)
2021年04月15日
おうち時間を心地よい空間で

「暮らしの調度展」
今年も始まりました。
会場は周辺のレストランも一新した
JR静岡アスティ駿府楽市です。

今年は久しぶりに家具を展示しています。
漆塗りの総桐箪笥
欅の座卓
組み棚
厨子
など表示価格の半額で販売しています。
倉庫にずっと眠っていたのですが、
多くの方にご覧いただけるこの機会に、
お買い得価格でご提供させていただいています。
コロナウィルスの感染が拡大した昨年から、
家で過ごす時間が増えたことは家の中を見直す機会にもなりました。
以前にもまして、興味を持って家具を見てくださる方が増えたような気がします。
お部屋にお気に入りの家具を加えて、
心地よい空間でコロナ禍を乗り切りましょう。

人気の帆布バックトート(小)はカラーが揃っています。
2020年04月14日
暮らしの調度展 〜素材を楽しむ〜

暮らしの調度展 〜素材を楽しむ〜
10日間の開催が終わり、昨日搬出をしました。
ご来場いただいた皆さま
ありがとうございました。
コロナウイルスの感染が拡大する中、
少ない来場者に声をかけるのもためらわれ、
距離を保ちながらアテントすることになりました。
来場者との会話の中から製作のヒントをいただくことも多く、
いつも楽みにしていますが今回はそれもままならず、
これまでにない展示となりました。
1日も早い収束を願うばかりです。
また次々と予定していたイベントが中止になっていき、
残念な気持ちもありますが、
日頃忙しさに追われてできなかったことに
じっくり向き合える時間ができました。
ここでゆったりと落ち着いて次に備えようと思います。

たたき彫の角皿
拭き漆
2020年04月07日
暮らしの調度展 〜素材を楽しむ〜

融の会「暮らしの調度展 〜素材を楽しむ〜」
JR静岡アスティ駿府楽市にて開催中です。
コロナウイルスの影響でご来場者は少なく、
積極的な接客も控えています。
ご覧いただくだけでも、
何か記憶に留めていただければ嬉しいです。

真田紐イヤリングとピアス
4/12(日)までの開催です。
2018年01月22日
久々の家具展で思うこと

掛川これっしか処での展示が終了しました。
久々の家具の展示ということで、
多くの方にご来場いただきました。
無垢の木の存在感や指物の仕事、
漆塗りの手触りや色、
実際に見て味わっていただける機会は、
やはり説明する私としても楽しいものでしたが、
言いたいことがありすぎてうっとうしかったかもしれません。
折しも期間中、
IKEAやMUJIでさらに値下げをしたというニュースを聞きました。
インタビューを受けた女性が、
安く買えるのは嬉しいと答えていました。
そうだよなあ〜
安いのは嬉しいよなあ〜
同じ大きさのテーブルでも、
うちのならIKEAの何倍の値段になるだろう?
10倍とか?
もっとかな?
素材やつくりにこだわって作るとどうしても価格に反映されてしまいます。
それを理解していただける方は少ないと思いますが、
選択肢としてあってもいいんじゃないかとは思うのです。
多様な人々と、多様なもの。
その人のライフスタイルにあったものを選べたら豊かだなと思います。
とはいえ、
創房荻須の家具も今後ほとんど新しく作ることはできず、
ちょっと変わった家具が世の中から消えてしまうということですね。
寂しですが、これが実力です・・・
でも、まだ多くはないですが製品が残っています。
また見ていただく機会を作りたいと思います。
2018年01月05日
創房荻須家具展IN掛川これっしか処

JR掛川駅にあるこれっしか処にて、
創房荻須家具展を開催します。
展示場を閉めて2年、
家具を見ていただく機会はほとんどなくなりましたが、
今回は家具を中心に展示します。
今後は生産が難しいものもありますので、
現品につきお値打ち価格での販売を致します。
ぜひこの機会にご覧ください。
掛川駅これっしか処
創房荻須家具展
1/8(月)〜1/21(日)
初日は搬入のため午後からの展示となります。
1/9(火)・1/10(水)には宙庵にて、
日本茶インストラクターの松村恭子さんのお茶を楽しんでいただけます。
2016年08月03日
日本の住宅

例によって、
行き当たりばったりの読書。
和楽民芸店の物置にあった古い文庫本の山の中から、
暇つぶしに手に取ったのは、
沢村貞子の「私の浅草」。
生まれ育った浅草での
小学生から女学校くらいまでのエピソードが綴られています。
お母さんが手塩にかける漬物。
その鉢や周辺は、
いつも拭き清められていた。
雨が降ると、
弟たちは箪笥の引き出しを階段状に開けて、
登っては飛び降りバタンバタンと1日中遊んでいた。
それをお母さんは、雨の日は仕方がない。
細かいことを叱ると、
小さい男に育つと、全く口出ししなかった。
下町の人々のエピソードの中に
床や柱や建具の音や手触りが感じられ、
暮らしの風景が見える気がしました。
「貧しいけれども本物がある」
それに対して現代の住宅は、
「豊かだけれど偽物に囲まれている」
そんなことを思いながら読んでいました。
そして、
鷹匠町の水曜文庫で目に止まった
「笑う住宅」
石山修武 著
「私の浅草」を読みながら感じていた疑問に答えるかなような!
建築家の事務所を訪れる人々。
ハウスメーカーの家が高すぎるので、
なんとかならないかという相談。
これはおかしい!
設計料がプラスされ割高になるはずの建築家に相談に来るとは?
工場で大量生産された部品を使って家を建てるメーカー
ならば、安く建てられるはずでは・・・
それは、
メーカーは、大量生産で下がった部品のコストを、
顧客に還元せず会社の規模を大きくすることに費やしているから。
大量生産しやすいようなデザインや素材に囲まれた現代の暮らし。
何十年もの住宅ローンに縛られているというのに。
この本で紹介されているように、
市販されている部品を使って自分で家を建ててしまえばいいのだけれど、
なかなかできるものではないです。
そこで私がお勧めしたいのは、
いい家具を一つ置いてください。
えっ、うそっ!
まるで家具屋の宣伝か!
そうその通りなんです。
本当に宣伝したいです。
この頃、本当につくづく思うのです。
やっと気がつきました。
いい家具を一つ置くだけで家が変わるんです。
静岡にはいろんな家具メーカーがあります。
意欲のある若い職人さんもいます。
ぜひぜひ訪ねてください。
こんな結論になってしまいました。

2014年09月27日
一点豪華主義のススメ
テレビを見ながら正体もなくソファーで寝入ってしまい、
はっと目が覚めたときやっていたドキュメンタリー番組。
途中からぼんやり見た割におもしろかったのですが、
その内容はともかくとして。
ある人物が自分の両親や
妻と語る場面がただ続くのですが、
その30代くらいの夫婦の部屋。
さっぱりしているというか殺風景というか。
インテリアとしてこれといったものはなにも無かったのですが、
ある角度から二人を写したとき、
ライティングビューローのような家具がひとつ、
画面の奥に映りました。
しっかりとした松本や北海道の民芸家具のように見えました。
その家具がひとつあることで、
どんなにその空間が救われたことか!
ああこれでいいんだ!
しっかりとした造りの家具がひとつあれば、
部屋の印象は全く変わる。
確信しました。
家具の力。
(救われたのは私か!)
良い家でないと良い家具は置けないと、
よくお客様から聞きますが、
そんなことはないです。
ぜひ、一点でいい。
いい家具を置くことをおすすめしたいと思いました。
2014年02月15日
炭系女子とは?
冬はつとめて
雪の降りたるはいふべきにもあらず
霜のいと白きもまたさらでも
いと寒きに火など急ぎおこして
炭もてわたるもいとつきづきし
昼になりてぬるくゆるびもていけば
火桶の火もしろき灰がちになりてわろし
冬は早朝がいい。
雪が降っている朝は言うまでもなく、
霜が降りてあたり一面が白くなっているときも、
そうでなくても寒いときに、
火などを急いでおこして炭櫃まで急いで持って行く様子も
たいそう冬にふさわしい。
昼になって暖かくなると、
火桶に入った炭火が白く灰っぽくなっているのはよくない。
枕草子の一節、
冬の朝炭を持って急ぐ衣擦れの音が聞こえてきそうな、
寒さの中暖を採る様子がいいです。
お茶のお稽古での炭出前、
灰の中にきれいに炭を並べていくと、
中心から回りの炭に火が徐々に広がり、
しばらくして灰に落としたお香が香ります。
そのうちに釜が煮立って音を立て始めます。
じんわりとした炭の暖かさが、
いいなあと思いながらも、
今の暮らしに取り入れるのは難しいと思っていましたが、
京都の町屋に移り住み、
電気に頼らずに炭のある暮らしを続ける若者がいると、
新聞で読みました。
環境問題を考える学生の中で、
「炭系女子」を目指す女性も出てきたとか。
京を流れる鴨川の源流あたりに残る炭焼き窯を修繕して
炭づくりを体験したり、
町屋に七輪を持ち込んで
一日だけのカフェを開いたりと、
活動しているそうです。

炭櫃は木製の丸い形の火鉢のこと。
枕草子の時代、
方形のものもこう呼ばれていたそうです。
あまり見かけることがなくなりましたが、
それでもコアなファンもいる長火鉢。
また、見直されるようになるかもしれません。
2013年09月04日
玄昌石の家具
昨年10月、
創建当時に復元された東京駅丸の内駅舎。
その屋根材に使われているのが、
宮城県産の天然スレート「玄昌石」です。
東日本大震災当時、
東京駅用に出荷する予定で用意されていたスレートは、
津波で流されてしまいました。
がれきの中から拾い集められ、
汚れを取り除き問題のない1万5千枚が使われました。
元々駅舎屋根に使われていた玄昌石や
スペイン産とあわせて屋根にふかれています。
以前、その玄昌石を家具の一部に使用していました。
色や質感の美しさが、
木と調和していました。

センターテーブルや四方棚などに使用しましたが、
現在はこの一点が残っているのみです。
玄昌石を10cm四方に切って、
天板に敷き詰めた四方棚です。

玄昌石は、硯石としても有名です。
残っていた玄奘石を利用して、
父が硯石を手作りしました。
展示場に来ていただいた方に、
使っていただいています。
創建当時に復元された東京駅丸の内駅舎。
その屋根材に使われているのが、
宮城県産の天然スレート「玄昌石」です。
東日本大震災当時、
東京駅用に出荷する予定で用意されていたスレートは、
津波で流されてしまいました。
がれきの中から拾い集められ、
汚れを取り除き問題のない1万5千枚が使われました。
元々駅舎屋根に使われていた玄昌石や
スペイン産とあわせて屋根にふかれています。
以前、その玄昌石を家具の一部に使用していました。
色や質感の美しさが、
木と調和していました。
センターテーブルや四方棚などに使用しましたが、
現在はこの一点が残っているのみです。
玄昌石を10cm四方に切って、
天板に敷き詰めた四方棚です。
玄昌石は、硯石としても有名です。
残っていた玄奘石を利用して、
父が硯石を手作りしました。
展示場に来ていただいた方に、
使っていただいています。
2013年08月02日
ちきり

十分に乾燥をした木でも割れが入ることがあります。
そんな時、
ちきりと呼ばれる木片を埋め込み繋ぎます。
これは座卓の天板ですが、
あえてちきりを大きくつくり、
さらに彫刻を施し、
デザインのポイントにしました。
自然の木を生かす、
職人の技です。
器は陶芸家の
桐谷純子さんの作品です。
数年前、
展示を一緒にさせていただいたときに撮影しました。
2012年10月12日
塗り上がりからの出発

総桐箪笥の「こまち」
和箪笥タイプ。
朱色が塗り上がってきました。
つややかな仕上がりです。
独特の光沢と質感は漆ならではです。
色は時間とともに、
透けて明るく変化していきます。
塗り上がった時点から、
さらにまた美しく変化していくのも漆の特徴です。
塗りは、
漆職人の藤中知幸さんです。
2010年10月06日
気軽に移動、木のベンチ
今日のような秋晴れの日には、
ベンチを戸外に出して、
ティータイム・・・
空は高く、
風はさわやか。
どこからかキンモクセイの香り・・・
気軽に移動できる木のベンチ。
荒く彫った座面の手ざわりが心地よく、
あたたかくカジュアルな雰囲気があります。
2010年08月10日
木のベンチ
木のベンチ
素材は、東北地方のソネという木です。
反ってしまった板を生かして、
座面に使いました。
素朴な味わいのベンチ、
テーブルや、飾り棚などとして、
フレキシブルに活用してはいかがでしょう。
2010年07月21日
30年目のお嫁入り
30年近く前に制作した座鏡。
展示会などで何度か
お披露目はしたものの、
なぜか長年、
倉庫に仕舞われたままになっていました。
座鏡を探していらした方が、
気に入ってくださり、
この度めでたくお嫁入り、
ということになりました。
行かず後家といったところでしたが、
いえいえ、
30年の歳月に磨かれたボディは、
超ビューティフル!!
漆が透けて杢目がきれいに浮き上がって見えました。
実は既に出発した後で、
きれいに写真が撮れていないのが残念です。
2010年06月11日
存在が空間をつくる
暑さ約10cm、長さ2mのカエデの板、
脚となる台に載せるとテーブルになります。
木の存在感が空間に
心地よい雰囲気をつくりだします。
上に半幅の古い帯を掛けてみました。
木の自然な曲線に
ブルーのまっすぐな線、
今の季節に、すっきりとしたコーディネートになりました。
2010年05月21日
屏風活用法
冬の間、茶室では炉の近くで
暖かい火が心地よかったものですが、
5月に入ると、
炉は閉じて風炉を開きます。
暑さを和らげるよう、
火は小さく、お客様から遠ざけられます。
先日うかがったお茶会では、
広い茶室に屏風がしつらえてありました。
屏風が置かれて、
さわやかな初夏の雰囲気が演出されていました。
屏風の内側は、
お茶の準備をする簡単な水屋になっていました。
こんな風に家庭でも、
屏風を使ったらいいなあと思いました。
お客様を招いたとき、
屏風の内側をちょっとした準備の場に、
外側は雑然としたものから視線を避ける
目隠しにもなります。
一期一会、
おもてなしの心で
屏風を生かしてみるのはいかがでしょう。
2010年05月11日
着物の収納に
会津の桐を使った総桐箪笥ですが、
表面に漆を塗っています。
浅い抽出には、
たとう紙に入れた着物が2~3枚入ります。
このタイプ、人気があります。
私も着物を着るのでよく分かるのですが、
深い抽出に入れると出しにくく、
シワにもなりやすいのです。
抽出が6段と9段のタイプがあります。
色は、この練り朱仕上げと、
黒の目透き仕上げがあります。