2014年11月26日
民家の会11月例会

静岡民家の会11月例会は、
葵区水見色にある残したい民家を2軒訪ねました。
羽鳥からさらに約10キロ、
川に沿った道を上っていくと、
小学校があり、
その先に民家が点在しています。
街道から左に折れて、
坂道を上っていくと裏山を背にして勝山さんのお宅がありました。
築200年以上、
瓦葺きの木造2階建て。
二階部分は大正時代に増築されたそうです。
このお宅の特長は、
二重の梁組。
一本で十分なところをあえて2本の梁を組んだゆとり。
縁側。
回り廊下は、建物の3辺、
裏まで続いています。
柿の木で作ったという下駄箱。

夏は涼しいが、
冬はやはり寒いそうです。
端から見るのと、実際住むのは違います。
でも、なんとか住み続けて残して欲しいと思います。
2014年10月27日
民家の会。10月例会
静岡民家の会の10月例会に参加しました。
今回は鎌倉にまで足を伸ばし、
日本民家保存協会会長の瀧下嘉弘氏のお宅を
見学させていただきました。
江戸時代中期に建てられた民家を
福井県から移築したという建物。
中に入ると黒光りするどっしりとした柱と梁が、
心地よい空間を作っていました。
曲がった木をアーチ型に梁に使うのは、
上からの重みに耐える強度を持たせるためですが、
曲がった木の作り出す空間もまた、
居心地の良さを感じさせます。
平和が長く続き、
自然の恵みを生かす循環型社会が確立していた時代だからこそできた民家
だという瀧下さんのお話しを聞きながら、
江戸時代の人々の暮らしに思いをはせました。
柱と梁を組み立て、
主な部屋を再現したら、
あとは現代の快適な暮らしができるよう家を改造する。
民家を保存することは、
暮らし続けてこそなのだと思いました。
コンサートや古典芸能なども開かれるそうで、
文楽の公演には、ドナルド・キーンも訪れたという瀧下邸。
すばらしかったです。

今回は鎌倉にまで足を伸ばし、
日本民家保存協会会長の瀧下嘉弘氏のお宅を
見学させていただきました。
江戸時代中期に建てられた民家を
福井県から移築したという建物。
中に入ると黒光りするどっしりとした柱と梁が、
心地よい空間を作っていました。
曲がった木をアーチ型に梁に使うのは、
上からの重みに耐える強度を持たせるためですが、
曲がった木の作り出す空間もまた、
居心地の良さを感じさせます。
平和が長く続き、
自然の恵みを生かす循環型社会が確立していた時代だからこそできた民家
だという瀧下さんのお話しを聞きながら、
江戸時代の人々の暮らしに思いをはせました。
柱と梁を組み立て、
主な部屋を再現したら、
あとは現代の快適な暮らしができるよう家を改造する。
民家を保存することは、
暮らし続けてこそなのだと思いました。
コンサートや古典芸能なども開かれるそうで、
文楽の公演には、ドナルド・キーンも訪れたという瀧下邸。
すばらしかったです。

2013年11月21日
民家の会 11月例会
民家の会、
11月の例会に参加させていただきました。
一つめの物件は、
葵区瀬名にたたずむ「天石邸」です。
この建物は、
小嶋藩の休息所として使われていたそうです。
江戸時代後期の安政地震の翌年建てられ、
160年経っています。
3間通しの奥の部屋は、
一段上がった構造になっていて、
武士以外は立ち入りが許されなかったということです。

この部屋の壁は群青色。
これがとても印象的でした。
浜千鳥の形の釘かくし、
趣があります。

静岡民家の会では、
「しずおか残したい家」を認定し表彰する活動をしています。
天石邸は2件目の受賞物件で、
この日はご当主に表彰状が手渡されました。
11月の例会に参加させていただきました。
一つめの物件は、
葵区瀬名にたたずむ「天石邸」です。
この建物は、
小嶋藩の休息所として使われていたそうです。
江戸時代後期の安政地震の翌年建てられ、
160年経っています。
3間通しの奥の部屋は、
一段上がった構造になっていて、
武士以外は立ち入りが許されなかったということです。
この部屋の壁は群青色。
これがとても印象的でした。
浜千鳥の形の釘かくし、
趣があります。
静岡民家の会では、
「しずおか残したい家」を認定し表彰する活動をしています。
天石邸は2件目の受賞物件で、
この日はご当主に表彰状が手渡されました。