2021年09月16日

ドライブ・マイ・カー





静岡のミニシアター、シネギャラリーに出かけた。

この2年間劇場に足を向ける気にならず、
興味を持った映画があってもスルーし続けてきた。

それでも今回は、
信頼する映画の先輩の強力な推しに、
ここは思い切って腰を上げるべきかと出かけて行った。

会員証の更新もしていなかったので、
一般の料金か〜と思ったら、

料金表にシニアの文字が!

「シニアって何歳からですか?」
とぼけた質問をすると、

「60歳からです。」

「シ、シニアです!」慌てて免許証をガサガサ。

久しぶりに来たら、
割引の対象年齢になっていた!

やったー!

受付の人が免許証をさして確認しないのが、
ちょっと気になったが、

400円の割引は嬉しい!

さてさて、
久しぶりに映画の世界に・・・

映画が終わってみょうにお腹が空いたと思ったら、
3時間の映画だった!

でも、あっという間の3時間。
引き込まれました。

観終わって元気が出る映画でした。


シネギャラリーでの上映は9/23(木)まで延長されたそうです。










  


Posted by マルウチ at 22:17Comments(0)映画

2019年07月26日

いつまでも心に残る映画 ROMA




2週間のPOP-UPショプが終わり、
その間にいただいたいくつかの特別注文を制作。
すべての発送を終えると、
ホッとしたのかどっと疲れが・・・

週末ひたすら寝て過ごし、
流石に寝るのにも疲れると、
イベント期間中は見えていなかった部屋の中に目が向き、
家中の掃除に夢中になりました。

ガンガン片付けモードの中、
見つけた映画のパンフレット。
映画を観終わった後、
あえて貰っておいたもの。

手にしたとたん、
映画の世界が蘇ってきました。


「ROMA]
 監督 アルフォンソ・キュアロン


2019年映画マイナンバーワン確定!
これ以上の映画はそうそうないでしょう。

私の場合、
多くても年間4〜5本ほど観るだけだし。

舞台は1970年代のメキシコ。
ローマとは首都メキシコシティにある地名だそうだ。

オープニングから引き込まれました。
水の流れる音。
人が何か作業をしている気配。
床に映る窓?

やがて人物が現れ、
その建物の場所も次第に明らかになる。

家政婦のクレオが掃除をするのは、
道路に面したエントランスから中庭ににつながる通路。
家族のドラマの重要なステージだ。

夫の発する一言が妻の心を波立たせ、
余波は弱い立場のものにぶつかる。

恋人のあまりにもひどい態度にも、
ヨガのバランスのポーズを難なくこなすように、
クレオは受けとめていたかに見えた。

夫婦の不和が思春期の子供たちの心にも影を落とす。

ドラマティックな展開はほとんどないのに、
日常を淡々と描きながら、
人々の心の機微が伝わってくる。

そしてなんとスケールの大きな映画だろう。
モノクロで地味そうだけど、
長回しの映像の中に時代の風景が濃密に描かれている。

中流家庭に家政婦2人と運転手もいるという格差社会。

まさにそこに人々の不満が渦巻き、
混乱が起きているという中、
格差の差を超えた人の心のふれあい。

無理にでも時間をつくって観に行った、
あの時の自分、よくやった!と言いたい。
チラシを見つけまた感動が蘇りました。













  


Posted by マルウチ at 14:00Comments(0)映画

2019年01月11日

ボヘミアンラプソディーを観て





昨年暮れ、
ボレミアンラプソディーを見に行きました。

世代を超えて大ヒットと聞き、
中高生の頃よく聞いていた世代として、
かなり期待をしてしまいました。

私の評価点は「中の上」くらいでした。

クィーンの曲の良さを再確認したものの、
ドラマとしては物足りなさを感じました。

でも世の中では大評判。
さらにゴールデングローブ賞にも輝いたということ。

自分と世間とのギャップ。
これがいつもながら衝撃です。

細々ながらものを作って世の中に送り出すものとして、
このギャップを抱えていることを意識します。

自分の感性を信じ、かつ疑い、
情熱と冷静をを持って、
やはり嘘のない正直なものをつくっていきたい。
そんなことを思いました。

映画を観てから悶々としていたのですが、
やっぱり劇場に足を運んで良かったです。







  


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2018年02月08日

スターウォーズとともに40年!!

新しい年が開け、
今年こそは映画たくさん見よう!
と思ったはずが気づけば2月に・・・

去年の映画鑑賞は、
スターウォーズで始まりスターウォーズで終わりました。

ロードショーも終わった今頃ですが、
やっと落ち着いて振り返えることができます。

ちょうど1年前に観た、
シリーズのスピンオフ「ローグ・ワン」
私の見立てとしてはスターウォーズの中でも完成度が高く
最高傑作といってもいいと思いました。

ローグワンのラストはエピソード4のストーリーが始まる数分前という設定。
40年前私が狂喜したあのスターウォーズの!

無邪気に喜んで観ていたエピソード4。
そのストーリーは多大な犠牲から始まっていたとは!

CGの限界なのか意図してなのか、
その大きな犠牲を見届けたはずのレイア姫の笑顔が不気味で、
しばらく頭から離れませんでした。

そして、去年暮れの「エピソード8・最後のジェダイ」。

この40年、スターウォーズとともに生きてきた(!)私としては、
あまりにも悲しい未来に愕然としました。

ただ、アナキン・スカイウォーカーがダースベイダーになってしまう経緯よりも、
カイロ・レンがダークサイドに落ちる苦悩の方が、私には説得力がありました。
これは映画のつくり方の違いでしょうか?

正義とか悪、そんな言葉を耳にすると身構えますが、
絶対的な悪や絶対的な善などなく区別できない。
どちらにもなりうる。
それは十代の私に強いインパクトを与えたのだと
40年目のスターウォーズで気付かされました。

今年は、若きハン・ソロの映画が公開されるそうですね。
ハリソン・フォード以外のハン・ソロなんて受け入れられるのか心配ですが、
見ないわけにはいかないですよね、やっぱり。

来年はいよいよエピソード9が公開され、
シリーズは完結!
ほんとに感慨深くて、
胸がいっぱいになってしまいます。



  


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2016年08月01日

木靴の樹





イタリアの巨匠エルマンノ・オルミか監督が
1978年にカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した作品です。


19世紀後半の北イタリアの農村を舞台に、
貧しい生活を強いられながらも
力強く生きる農夫たち4家族の暮らしが描かれます。

久々に上映されると聞いて観てきました。



丸子まで片道40分自転車で往復した後の午後の時間だし、
上映時間が3時間と長いし、
熟睡してしまうのではと不安・・・

いやいや
映画が始まったらそんな心配は不要、
素晴らしい映像に眠気も吹き飛びました。

実はうちにDVDもあり何回か観ていましたが、
画面にに引き込まれ目が離せず、あっという間の3時間でした。


どんな苦しいことも、全てを受け入れて、
前を向いて生きていく農夫たちの姿が力強く美しい。
いつまでも胸に残る映画です。


シネギャラリーで8月5日(金)まで公開しています。




  


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2016年02月25日

毎日がアルツハイマー





認知症の妻の介護に疲れた83歳の夫が、
無理心中を計り殺人罪で逮捕されたが、

その後約2週間食事をほとんど取ろうとせず、
搬送先の病院で死亡したという昨日のニュース。

介護施設の職員が手のかかる入所者を
ベランダから突き落として殺害していた、
という報道も少し前にありました。

そんな暗いニュースが毎日のように聞かれ、
切実な問題に不安が募ります。

そんな中、
長編動画「毎日がアルツハイマー」
「毎日がアルツハイマー2」のDVDををお借りしました。


映画監督の関口祐加さんと、
アルツハイマーのお母さんとの2年半に渡る日々の記録です。

毎日がアルツハイマーな生活は、
泣き、笑い、ときにせつなく、
でも明るい、抱腹絶倒な介護生活です。

とにかくアルツハイマーの母・ひろこさんが魅力的なのです。


2では、2年後の母・ひろこさんの閉じこもり生活に少しづつ変化がおこります。

また、介護生活の中で「パーソン・センタード・ケア(P・C・C)」という、
認知症の本人を尊重するケアを知った監督は、
認知症介護最先端のイギリスへ飛びます。

認知症の人、一人一人にじっくりと向き合い、
人格、人生、心理状態にあった適切なケアを探る、
P・C・Cには驚きました。


認知症は、私にとっても切実な問題です。

認知症介護生活が良く分かるこのドキュメンタリーは、
ぜひたくさんの方が観たらきっといいだろうなと思いました。















  


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2014年05月14日

映画「そこのみにて光り輝く}





静岡での上映はシネギャラリーで、
一日2回のみ。

なかなか時間を合わせるのは難しかったのですが、
無理をしてでも観ることができてよかったです。

時間が経ってしまいましたが、
感動は消えません。

とくにラストシーンは秀逸。


主人公が恋人の愛人に会いに行って言う。
 
「家族大事にしてくださいよ~」

それに対して、
「大事にしているからおかしくなるんだよ!」

あ~そうなんだ。
大事によう」という気持ちはあても、
うまくいかないこともあるよなあ。

きっと、みんなそうなんだ。
でも、やっぱり逃げちゃいけない。

逃げない人にあのラストシーンがある。

わずか数十秒で、
テーマがくっきりと表されたように思いました。

絶望的な状況の中で、
全てを受け入れ前を向く、

人間の力と美しさを感じました。

人生の勝利!


このラストシーンを生む原作にも興味を持ちました。

まだ観ていない方にはぜひおすすめしたい映画ですが、
残念ながら静岡での上映は終了してしまいました。  


Posted by マルウチ at 12:38Comments(0)映画

2014年03月09日

映画「うたうひと」









「なみのおと」

「なみのこえ」

「うたうひと」



酒井耕・濱口竜介両監督が東日本大震災の被災地で、
2年の歳月をかけて丁寧につくられた東北三部作である。
しかしここに、被災の風景はほとんど現れない。
あるのはただ、語ること、そして聞くことだ。

「なみのおと」「なみのこえ」では、
夫婦、親子、兄弟、姉妹、同僚といった親しい関係にある人々が、
あらためて、それぞれ相手と向かい合い、震災と向かい合い、話を交わす。
通常は生涯を通じて出会うこともなかっただろう強烈な体験が引き金となって、
彼らの対話は人間関係の本質に深く触れはじめていくのである。

一方、「うたうひと」は東北の民話語りを題材に、
みやぎ民話の会、小野和子の活動を追ったものだ。
震災を直接追ったものではないが、人はすぐにも「なみのおと」「なみのこえ」と通底し、
呼応しあう、まったく同じ「態度」を見て取るだろう。
語ることと聞くこと。聞くことと語ること。

今、もっとも忘れてはならないひとつの態度を、
この三部作は語りかけようとしている。

パンフレットより





三部作の中の、「うたうひと」を観ました。

東北の各地に伝わる民話を語り継いできた語り手たちが、
みやぎ民話の会・小野和子さんの求めに応じるかたちで語りはじめます。

幼い頃から繰り返し聞いて身体に蓄えられた物語が、
自身の暮らしの話とともに語られていきます。

民話が生まれる背景には、
東北の厳しい暮らしと、
家族との密な関係があったことが明らかになっていきます。

真摯に聞く人の前で、
語り手はのびのびと豊かに物語を語ることができる。

その場の澄んだ空気が画面から伝わってくるようでした。


主客でひとつの時間、
ひとつの空間を一体となって作り上げる、

茶道で使われる
「一座建立」という言葉を思い出しました。

こころの通い合う場を持つということ、

日々のなかでいかに持てるのか、
心して今日を過ごしたいと思いました。





  


Posted by マルウチ at 18:25Comments(0)映画

2013年12月23日

壁を見られただけで十分





ポルトガルここに誕生す



イベントが続き、
雑用に追われ、

なにかと忙しい。

そんな中、
空いた時間に「今でしょ」と、
出かけた映画館。

自転車の猛ダッシュで滑り込んだものの、

本編が始まったとたん、
眠気に襲われ、

1話目はなんとか・・・
後はもうすっかり熟睡。

気づいたら、
エンディングロール!?

ポルトガルがどう誕生したのか
全く分かりません。

アキ・カウリスマキの世界
このカフェの壁を見られただけでよしとします。  


Posted by マルウチ at 09:15Comments(0)映画

2013年11月12日

イベント「つながる命∞輝けいのち」

<br





12月1日に、
焼津市文化センターで行われるイベント

「つながる命∞輝けいのち」


焼津市で教師をしている知人から、
このイベントにかける思いを聞かせてもらいました。
熱く語る人に久しぶりに会った気がしました。

「うまれる」という映画の上映を中心に、
いろんな人が出来ることを持ち寄って、
みんなでつくるイベントらしい。

イベントの準備プロセスでは、
人との繋がりが輪をひろげ、
盛り上がっているようです。

とにかく盛りだくさんです。
その一部を紹介すると・・・


講演会 「現役医師が語る 公開しない治療の受け方」
     
  講師 田中 佳


親子リズム遊び

生け花体験教室

絵本の読み聞かせ

カフェ

食堂

農産物の販売

などなど

詳しくは、こちらのブログをご覧下さい。
  http://tunagaruinochi.eshizuoka.jp/c49618.html







  


Posted by マルウチ at 11:40Comments(0)映画

2013年08月17日

映画「風立ちぬ」




お盆休み、
映画館はいつになく大盛況でした。

久しぶりに観るジブリの映画。
風景や建物が丁寧に画き込まれていて、
その世界に浸れることがしあわせでした。

あっという間の2時間強。
美しい映像とストーリー。

その中で、
映画の印象を形作っていたのは、
主人公の声だと思いました。

特に「はい」
という返事が印象に残りました。

映画の中でこんなに「はい」と
返事をするものかなと、

今まで感じたことが無かったようにに思います。

そして、それが澄んだ響きで、
二郎が「はい」と言うと、

その前に道が開けていくような気がしました。

生まれた時代の中で、
精一杯生きる人の姿が、

「はい」という響きのなかに
象徴されていると感じました。


  


Posted by マルウチ at 12:00Comments(0)映画

2013年05月24日

邦画に期待

今年私が観た映画は・・・

レ・ミゼラブル

ふがいない僕は空を見た

世界に一つのプレイブック




今年は観るぞ~~と、
新年にいきごんだものの、
以上、いまだ3本。

でも、内容的にはそこそこ充実、
偶然にしてはまあまあのチョイスかな。


「レ・ミゼラブル」

・・・良かった!


「世界に一つのプレイブック」

アカデミー賞、主演男優賞・女優賞
助演男優賞・女優賞
全てにノミネートされたという役者揃い、

特に主演女優賞に輝いた、
ジェニファー・ローレンスは魅力的。

でも内容的には特に・・・
かな、私としては。

エピソードを重ねて、
登場人物の置かれた状況と
心の内側が描かれる映画。

そえぞれに共通していたのは、

生きているってことは、
崖っぷちっ。

その描き方に共感したのか、
ダントツに心に響いたのは、
「ふがいない僕は空を見た」でした。


私の好きな是枝裕和監督の、
「そして父になる」も、
カンヌ映画祭で好評だったらしい。

邦画にこれからますます期待が持てそう!

やっぱり、
映画を観る時間、つくりたいなあ~!





  


Posted by マルウチ at 23:58Comments(0)映画

2012年08月01日

映画「東京原発」上映会



映画「東京原発」

上映会が開催されます


2004年に製作された映画ですが、
昨年から話題になっていました。

静岡でも上映されると、
友人からメールをもらいました。

一日限りの特別上映です。


日時 8月4日(土)
  
  ① 10:30~
  ② 14:00~
料金 大人500円学生子ども200円

会場 サールナートホール1Fホール

主催 松田平和基金実行委員会
   (問い合わせ・054-255-0059)  


Posted by マルウチ at 10:55Comments(0)映画

2012年07月18日

アキ・カウリスマキの世界






ル・アーブルの靴磨き


北フランスの港町ル・アーブル、
ここで靴を磨くことを生業をするマルセル。

家には妻のアルレッティと愛犬ライカ。

小さな街で暮らす隣近所の人々。

ある日港に、
アフリカからの不法移民の乗ったコンテナが漂着する。

マルセルは警察の検挙から逃げ出した
一人の少年と出会う。



ずっと楽しみにしていた、
アキ・カウリスマキ監督の最新作。


人物も風景も、
美しいといえるものはなにもない。

全てがうすよごれ、すすけている。

でもフレームに収まるワンカット、ワンカット、

病院の階段や、
物置でさえ、

魅力的でここちいい。


カウリスマキワールドだっ!!


前作「街の灯り」の衝撃から5年。

無表情でぶっきらぼうとも言える台詞。

むだなものをそぎ落とし、
大切な物を浮き上がらせる。

この世界、
はまりました。



今回の作品は、
「港町3部作」の一作目とか。

次もあるってことですね。
楽しみです。




  


Posted by マルウチ at 10:29Comments(3)映画

2012年04月04日

マリリン





1956年、ローレンス・オリビエが監督・主演を努める映画
「王子と踊り子」の撮影のためロンドンを訪れたモンロー。

初めての海外での撮影のプレッシャーや夫との確執により、
仕事に集中することができずにいた。

さらに演技方法でオリビエとも対立し孤立する。

そんな中、第三助監督のコリン・クラークと親密になっていく。

クラークの回想録をもとに映画化。




自分の空いた時間に
たまたまやってる映画を観る。

こういう見方では
そうそういい映画には出会えない。

今回もやっぱり・・・

それを確信しながら
映画館を後にすることになりました。

でもつっこみどころはいろいろあって、
一緒に観た娘とダメだし合戦で楽しむという
利点もあったのですが・・・

まず、オープニングのテロップ、
true story に、

「んー??」

何を描きたかったのかなあ・・・
どうもはっきりしない。

主演のミッシェル・ウイリアムズは、
たぶんいいんだけど・・・

監督の責任か?

とりあえず私の好みには
ちょっと合わなかったということですが、

レビューを見ると、
わりと評判はいいみたいです。

セノバ、シネシティザートで上映中です。













  


Posted by マルウチ at 14:53Comments(2)映画

2012年01月13日

びっくりフジツボ




もうそろそろ上映も
終わってしまう頃かもしれませんが、

私の新年早々の映画鑑賞は、

スピルバーグ監督の、

「タンタンの冒険ユニコーン号の秘密」

  17世紀に洋上でこつ然と消えた帆船ユニコーン号。
  
  その模型を偶然手に入れたタンタン。
  
  模型には隠された暗号が・・・
  
  ユニコーン号の財宝を
  手に入れようとする者たち追われながら冒険に出る。


おしゃれなオープニングの
アニメーション。

いよいよ物語が始まると・・・

人間の動きを測定して
コンピューターに取り込む技法

モーションキャプチャですか~?

も~ びっくりフジツボ!!

(登場人物のハドック船長が
 驚いたときに連発する)

久々にメジャーな映画を見に行ったら、
すごいことになってるんですね~

楽しめましたよ~



  


Posted by マルウチ at 18:50Comments(0)映画

2011年07月15日

映画「祝島」上映会迫る!

友人たちと企画した映画の上映会、
いよいよ間近に迫ってきました。

チケットもほぼ完売、
多くの皆さんに観ていただくのが楽しみです。

この映画の舞台は山口県上関町、
瀬戸内海に浮かぶ祝島。

先日、その島特産のひじきを食べたところ・・・

おいしさに感動!!

ふつうのひじきとは違い、
とても柔らかく優しい味でした。

わかめに近いひじきというか・・・

こんなに美味しいひじきが
採れる島なんだあと、

島の人たちが守りたいものの一端が
かいま見えたような気がしました。

原子力の専門家として40年にわたって
その危険性を訴え続けている、

京都大学原子力研究所の小出裕章氏は、
「上関原発の建設は現実不可能」と
断言してきました。

その根拠とは?

「祝島の島民が行政・電力会社の圧力に屈せず
 反対してきたからです。

 単純なようですが、彼らがお金の誘惑に負けず、
 自然とともに生きる島の暮らしを貫く限り、
 上関に原発はできないと考えていました。

 原発を受け入れると
 補助金事業などで一時は潤いますが、

 豊かな自然環境を壊された地元は、
 農業、漁業、観光産業が衰退してしまいます。

 賛成派と反対派の争いのなかで、
 地域の繋がりも失ってしまう。

 そして何もなくなった住民たちは、
 生活のためさらに原発をほしがる・・

 こうして、原発依存からずっと
 抜け出せ無くなってしまうのです。

 子どもたちに残したい地元の未来を想像すること、
 それを目指すだけで、原発は不要になります。」


便利さと快適さを求めてきた私たちの暮らし、
今一度それを見つめ直す機会として、

この映画を観るのが楽しみです。



  


Posted by マルウチ at 10:07Comments(0)映画

2011年07月04日

「100,000年後の安全」先行上映会





7月9日からシネ・ギャラリーで公開される、
映画「100、000年後の安全」

その先行上映会が昨日ありました。



毎日、世界中の原子力発電所から出される
大量の高レベル放射性廃棄物は、
暫定的な集積所に蓄えられている。

その集積所は、自然災害、人災、
および社会的変化の影響を受けやすいため、
地層処分という方法が考え出された。

フィンランドでは、世界初の高レベル放射性廃棄物の
永久地層処分場の建設が決定し、

硬い岩を削ってつくられるその巨大システムは、
高レベル放射性廃棄物が無害になるとされる10万年間、
保持されるように設計されるという。

廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、
二度と開けられることはない。

しかし、誰がそれを保証できるだろうか。

10万年後そこに暮らす人々に
危険性を確実に警告できる方法はあるだろうか。



すでに建設が進行中の施設、
地下深くへ掘り進む作業の様子。

プロジェクトの実行を決定した専門家たちへ
カメラを正面に向けての問いかけ。

監督の10万年後の人々へのメッセージ。

これらの映像が交互に繰り返されて
映画は進んでいく。

映像の美しさに引き込まれていきました。

フィンランドには原発は4基、
それでこの巨大な最終処理場・・・

日本は50基以上。

火山、地震のある国土では、
地層処分場はつくれない。

途方に暮れてしまう・・・

いや途方に暮れている場合ではない。

やれることを一つづつ
あきらめずにやっていきたいと思います。

7月9日(土)から
シネ・ギャラリーにて上映されます。


  


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2011年06月26日

映画「奇跡」




是枝裕和監督の最新作

「奇跡」

両親の離婚によって、
別々に暮らす小学生の兄弟、

もう一度家族みんなで暮らすことを願う一途な兄、

一方弟はのんきな父との暮らしを楽しんでいる。

九州新幹線全線開通の日、
起こるという奇跡、

それを目指し、
それぞれの思いを胸に、
行動をおこす子供たち。

さて、

「奇跡は起きた」とも、
「起きなかった」ともいえる。

それは観た人の感じ方次第。

この映画のタイトルを、
「世界」としても良かったと思う。

題名として、
「奇跡」以上におもしろくない、
とは思うけれども。

とうちゃんのいう世界も
大事だけれども、
コウイチの世界は意味が違う。

子どもが親を超えていく。
だめな親でもそれを肥やしに
子どもは伸びていくのかなあ。

「誰も知らない」は、
カンヌ映画祭で主演男優賞を取ったけれども、

私は監督の力だと思った。

「奇跡」でもその力は発揮されていた。

今まで見逃していた是枝監督の作品を、
ぜひ観てみようと思いました。

  


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2011年05月18日

映画「祝の島」




震災後福島原発の事故の影響の大きさと、
事故の収束の難しさを目の当たりにして、

世界一危険ともいわれる浜岡原発の深刻さを、
やはり県民として考えずにはいられません。

友人たちの中で、

原発反対の運動を30年近く続けている
島の人々の暮らしを綴った「祝の島(ほうりのしま)」
という映画の上映をしようということになり、

私も実行委員会に加わらせてもらいました。


映画のチラシの一文を紹介すると・・・


山口県上関町祝島(いわいじま)。

瀬戸内海に浮かぶこの島は、

台風が直撃することも多く、

岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、

人が暮らしやすい環境とは

決していえない。

その中で人々は、

海からもたらされる

豊穣な恵みに支えられ、

岩山を開墾し、暮らしを営んできた。

そして、互いに助け合い、

分かち合う共同体としての結びつきが育まれた。

人間の営みが自然の環境の一部であることが、

祝い島でははっきりと見える。


「海は私たちのいのち」と島の人は言う。

1982年、島の対岸四キロメートルに

原子力発電所の建設計画が持ち上がった。

「海と山さえあれば生きていける。

だからわしらの代で海は売れん」

という祝島の人々は、

以来二八年間反対運動を続けている。


効率と利潤を追い求める社会が生み出した原発。

大きな時間の流れと共にある島の生活。

原発予定地と祝い島の集落は、

海を挟んで向かい合っている。


一〇〇〇年先の未来が

今の暮らしの続きにあると思うとき、

私たちは何を選ぶのか。


いのちをつなぐ暮らし。

祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。





原発で得られるエネルギーにも支えられている
現代の暮らしを、

映画を呼びかけながら、
一緒に考えたいなと思っています。


上映は・・・

 7月17日(日)

 アイセル21ホール

 午後1:30~4:30(開場1:00)

 入場料/1,000円
 


上映後には、

監督のななぶさあやさんのトークもあります。  


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