2011年05月18日
映画「祝の島」

震災後福島原発の事故の影響の大きさと、
事故の収束の難しさを目の当たりにして、
世界一危険ともいわれる浜岡原発の深刻さを、
やはり県民として考えずにはいられません。
友人たちの中で、
原発反対の運動を30年近く続けている
島の人々の暮らしを綴った「祝の島(ほうりのしま)」
という映画の上映をしようということになり、
私も実行委員会に加わらせてもらいました。
映画のチラシの一文を紹介すると・・・
山口県上関町祝島(いわいじま)。
瀬戸内海に浮かぶこの島は、
台風が直撃することも多く、
岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、
人が暮らしやすい環境とは
決していえない。
その中で人々は、
海からもたらされる
豊穣な恵みに支えられ、
岩山を開墾し、暮らしを営んできた。
そして、互いに助け合い、
分かち合う共同体としての結びつきが育まれた。
人間の営みが自然の環境の一部であることが、
祝い島でははっきりと見える。
「海は私たちのいのち」と島の人は言う。
1982年、島の対岸四キロメートルに
原子力発電所の建設計画が持ち上がった。
「海と山さえあれば生きていける。
だからわしらの代で海は売れん」
という祝島の人々は、
以来二八年間反対運動を続けている。
効率と利潤を追い求める社会が生み出した原発。
大きな時間の流れと共にある島の生活。
原発予定地と祝い島の集落は、
海を挟んで向かい合っている。
一〇〇〇年先の未来が
今の暮らしの続きにあると思うとき、
私たちは何を選ぶのか。
いのちをつなぐ暮らし。
祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。
原発で得られるエネルギーにも支えられている
現代の暮らしを、
映画を呼びかけながら、
一緒に考えたいなと思っています。
上映は・・・
7月17日(日)
アイセル21ホール
午後1:30~4:30(開場1:00)
入場料/1,000円
上映後には、
監督のななぶさあやさんのトークもあります。
Posted by マルウチ at 10:56│Comments(0)
│映画