2008年08月14日
JICA菅野さんを囲んで
8月10日(土)「地球のステージJAIKA版」に登場する菅野さんを招いてお話を伺いました。
菅野さんは、6年前青年海外協力隊に参加しガーナに2年間赴任しました。今も、赴任し
ていた村の副村長を務め、年に3回ガーナを訪れ支援を続けています。
菅野さんは、ガーナの人々の自立のためにガーナの伝統的な染め物を使って日本向け
の商品を作り輸出をする事業を立ち上げました。写真は、その商品の見本を見せていた
だいているところです。
自分は幼い頃貧しかったが、日本ではアルバイトをすれば高校も大学も行くことが出来た。
でも、貧しい国に生まれた人は生きていくことさえ大変な状況。同じ人として不公平だと思
った。そういう国の人々の力になりたいという思いを若い頃から持ち続け、39歳で仕事を辞
め、青年海外協力隊に参加したそうです。
菅野さんの生まれは山形県の尾花沢ですが、お父さんは米だけ作っていては日本の農業
の未来はないと、米以外の農作物を作ろうといろいろな作物の栽培を試みたそうです。そし
て、研究の結果、西瓜の栽培が一日の気温の変化の激しい尾花沢の地に適しているとわ
かりました。最初はひややかに見ていた周りの農家も作り始め、今では尾花沢西瓜として
全国でも有数の産地となっているそうです。おみやげにいただいた西瓜は最近では見かけ
ない大きなもので、甘くてしっかりとした食感で本当においしかったです。大きいほどおいし
いのですがあまり大きいと売れないそうです。
菅野さんは、1964年生まれ。お父さんが米だけ作っていればその当時それほど貧しくは
なかったかもしれない。日本が豊かになっていく時代、驚くべき貧乏生活。小学校5年生の
ときには栄養失調で入院したこともあるとか。それでも、明るく元気にまっすぐ育ったのは、
お父さんやお母さんの生き方に迷いがないからかなあと思いました。
Posted by マルウチ at 12:37│Comments(0)
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