2009年04月17日

厨子と家具調度展開催

アカデミー賞外国映画賞に輝いた
映画「おくりびと」の大ヒットは何を意味するのでしょう。

明治時代、日本を訪れた小泉八雲は、
西洋ではほとんど見られない死者に対する感謝の感情が
日本の庶民の中に根強く残っていて、
それがきわめて美しい道徳を形成しているのを
驚きを持って記しています。

有史以来、無数の生死を繰り返した死者、すなわち祖先の霊。
それは今の自分を形成しているものであり、
また自己の延長である子孫にも繋がるものである。
そんな日本人の思想が、死者に対する感謝の感情を生んだ。

日本人の心に残るそういった思いを葬送の形に表したい。
形骸化した葬送の形に違和感を覚える現代人は、
もっと自分らしく、心を込めた葬送のあり方があるのではと、
考えるようになってきたと思います。

「おくりびと」は、そんな現代人の心に響いたのではないでしょうか。


厨子と家具調度展開催


十数年前から、創房荻須では厨子を作ってきました。
年々、お客様の反響は大きくなっています。
自らのライフスタイルの中で心を込めてまつりたいという方が
増えているのだと思います。


厨子と家具調度展開催


デザイン、素材、寸法、様々な厨子を取りそろえて展示しおります。
ぜひ、この機会にご覧になって下さい。









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Posted by マルウチ at 17:32│Comments(0)厨子
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