2013年09月13日

復元!小倉織り

復元!小倉織り



たまたま訪れたデパートの催事場で、
出会った小倉織り。

すっきりとしたストライプと、
緻密に織られた生地の手触りに一目惚れ。

珍しく夫婦で意見が一致して、
注文したクッションカバー。

我が家のソファーに並んで、
そろそろ一年月が経ちます。


「地元の根っこ、小倉織り復元」


何気なく読んでいた新聞の記事と繋がりました。

小倉織りはもともと豊前小倉城下で、
武士の妻たちによって織られていた木綿の織物でした。

昭和の初め頃に途絶えてしまいましたが、
染織家の築城則子さんによって復元されました。

復元に取り組み始めて約30年、
徐々に認知度は上がり、
今では15人ほどが織っているそうです。

6年前には機械織りに成功し、
「縞縞」というブランド名で商品展開しています。

我が家のクッションカバーにも
「ShimaShima]のタグがついていました。

緯糸が見えないほど密な経糸が特長の小倉織り。
これを「男前の縞」と表現する築城さん。

  「織物は経糸が多いと織りにくいけれど、
  あえてこの土地では守り続けられました。

  安易に簡単な方にいかない精神を学びつつ、
  自分の納得のいくものをつくっていくつもりです。」

一旦途絶えたものを復元するのは
困難なことだったと思いますが、

地元に根付いたものが蘇るのは、
ただモノが蘇ること以上のものがあると思いました。



















Posted by マルウチ at 12:01│Comments(0)
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