2016年06月21日

車椅子と公共交通

桔梗



親しくさせていただいているお客様で
奥様が20年間車椅子のご主人を介護されている方がいらっしゃいます。

いつもとても明るく、
人生の先輩として尊敬する方たちです。

先日伺ってお話をしていた時、
車椅子での外出についてお聞きしました。

自宅から路線バスに乗ったときのこと、
乗降の際は運転手さんに手助けをしていただくことになりますが、
ある時、「昨日も乗りましたよね」
と迷惑そうに言われたそうです。

最寄りのバス停は道幅が狭いということで、
「前のバス停か次のバス停で降りてもらいたい」
という趣旨のことも・・・

お宅は静岡市の高台にある住宅地です。
前で降りても次でも急な登りかくだりを車椅子を押して歩くのは大変なことです。

JR静岡駅では、
駅員さんが車椅子の方の乗降を手際よくサポートする様子を
時折り見かけていました。

こういった面では、
公共交通は進歩しているんだと思っていたので、
お話を聞いて驚きました。

なによりも、いつも明るく人に優しい方が、
辛い思いをされていることなど思いもかけなかったことに
我ながら唖然としました。

自分の目に見えないことは、
まさか起きているとも知らず生きているんだと思いました。











Posted by マルウチ at 15:54│Comments(0)
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