2019年05月15日
世界お茶祭り2019春の祭典に出展しました

世界お茶祭り2019
春の祭典に出展しました。
会場はふじのくにお茶の都ミュージアム。
島田市は金谷、お茶畑の続くぴったりのロケーションの中にあります。
ミュージアムでは、お茶の歴史や世界のお茶が紹介されています。
また、敷地内には小堀遠州の邸宅や庭も再現されています。

2016年、世界お茶祭り秋の祭典で、
組み立て式茶室「宙庵」をデビューさせていただきました。
その後たくさんの出会いがあり、
宙庵はレンタルや販売で世界各地に行っております。

今回も日本茶インストラクターの松村恭子さんのセレクトした
とっておきの静岡のお茶をスィーツと共に味わっていただきました。
同じ会場では、スリランカやペルー、
インドネシアなどのお茶も紹介されていました。

スリランカの紅茶は、他では滅多に飲むことができない貴重なもので、
そのなんとも言えない香りに驚きました。

ペルーのお茶はアマゾン原産のキャットクローという
木の皮を煮出して飲むお茶です。
飲みやすいお茶ですがたくさんの効用があるそうです。
手作りのお菓子も美味しかったです。
その他にも会場内には色々なお茶が紹介されていました。
出展しているとあまり見られないのが残念ですが、
ウズベキスタンのお茶文化を体験することができました。

これはサモワール。
ロシア文学を読んでいると、
ロシアの家庭の風景の中で必ず登場するサモワール。
実物を見たのは初めてなので感激しました。
思っていたよりも小さい気がしましたが、
大きさも色々あるようです。
細長い容器の中心の筒に炭や薪を入れて、
その周りに水を入れお湯を沸かすそうです。
下の方に蛇口のようなものがついています。
ただ、現代ではロシアでもほとんど使われていないそうです。

ウズベキスタンではお茶の生産はされていないので、
主に中国の緑茶やインドの紅茶などを輸入しているそうです。
ティーポットの中に茶葉とレモンと砂糖を入れて蒸らします。
時間を測ることはせず、
少しカップに出して色が薄いようならまたポットに戻します。
お店ではテーブルにポットが置かれ、
知らない人同士が相席で同じポットからお茶をいただくのが
ウズベキスタン流だそうです。
私も、知らない方と相席でいただきました。
ポットはそれぞれ注文したものでしたが。
いろんな国と交流ができ、
お茶の奥深さを改めて知ることが出来ました。
秋の祭典はさらに大きな規模で開催します。
ぜひ足を運んでみてください。
秋の祭典
2019.11/7(木)〜11/10(日)
開場:静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ