2020年11月12日
藤枝市白子商店街に真田紐あります

藤枝市の東海道沿いにある白子商店街。
ここに100年続く手芸品店 かぎ屋糸店さんがあります。
品揃えが豊富で、
ここに来れば手芸の材料が必ず見つかる地元の頼れるお店です。
ネットでなんでも買える時代ですが、
御店主のお人柄もあるのか、
来店される方が途切れることがありません。

このお店で真田紐を販売してくださっています。
4分の平織、
3分の袋織、
それぞれ10種類ほどのの品揃えで切り売りしてくれます。
3代目のご主人が子供の頃、
鍛冶屋さんで働く職人さんたちが腰に巻いて使っていたのを覚えていて、
丈夫な真田紐をずっと探していらしたそうです。

白子といえば、
私が依然熱中していた伊勢型紙の産地。
三重県鈴鹿市の白子と同じ地名!
何か関連があるのか気になっていましたが、
何度目かに訪れた際この看板を見つけて納得しました。
全国に白子という地名は多々ある中で、
シロコと発音するのは鈴鹿市とこの藤枝市の白子町だけだそうです。
三重県鈴鹿市の白子町は伊勢型紙の産地。
江戸時代に白子は紀州藩の天領になり、
伊勢型紙は紀州藩の保護を受けて発展していき現在に続いています。

NHK大河ドラマ「麒麟が来る」も、
物語のクライマックス本能寺の変へと近づいていますが、
その本能寺の変直後、
信長の招きで京を訪れていた家康は
九死に一生を得て自国までたどり着くことが出来ました。
伊賀を超えて白子まで来た家康を、
船で三河まで送り届けたのが小川孫三という農民で、
その後家康の領地であった現在の藤枝市に移り住むことを許可された。
この地名にはそんなストーリーがあったのです。
それにしても、
またもや家康ゆかりの地で真田紐を販売!
Posted by マルウチ at 12:19│Comments(0)
│真田紐