2008年09月02日

萩

我が背子がかざしの萩に置く露を
さやかに見よと月は照るらし

髪にさしている萩の花 
その花に光る夜露を照らす月
何とも優雅な世界・・・

万葉集に登場する花の中でもっとも多く詠まれている萩

こういう花がいいなあと思うようになったのはやはり40歳
を過ぎた頃でした。それぞれの年齢で、その時々に見え
る世界があるものだなあと思います。

駿府公園にある紅葉山庭園の塀沿いの萩は7月の半ば
には咲き、今はすっかり花は終わってしまったようです。

秋を実感する頃には、秋の七草もおわりを告げてしまう
ようです。葛だけは、衰えることなく繁っていますが。
 
でも、近くの公園で萩が咲いているのを見つけました。
こんな少し日陰になっているところに咲くのが似合ってい
るような気がします。


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Posted by マルウチ at 11:18│Comments(0)
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