2009年06月08日

花の色はうつりにけりな

花の色はうつりにけりな

今、展示場にはあじさいの花があふれています。
あちらこちらのお宅で育ったものをいただきました。
種類も色も様々です。


花の色はうつりにけりな


色が移ろっていくのも魅力の一つだと思います。

 花の色はうつりにけりないたずらに
 わが身世にふるながめせしまに

百人一首の中の小野小町の歌。

花とはこの時代、桜のことなんだろうけど、
長雨の間に色あせていく、
あじさいを思い浮かべてしまいます。

若いころは絶世の美女と謳われた私も、
みっともなく老けこんでしまったわと、

色あせた花と自分の姿を重ね合わせた歌ですが、
アンチエイジングに走る現代人よりも、
むしろ自分に向き合う強さを感じます。


花の色はうつりにけりな




同じカテゴリー()の記事画像
春のこころは
春は巡ってきた
歪な影
花は朽ち果てたものに寄り添う
花の色はうつりにけりな
期待する
同じカテゴリー()の記事
 春のこころは (2022-04-08 14:21)
 春は巡ってきた (2022-03-13 16:51)
 歪な影 (2021-10-12 09:41)
 花は朽ち果てたものに寄り添う (2021-08-24 11:36)
 花の色はうつりにけりな (2021-07-12 12:58)
 期待する (2021-02-04 14:31)

Posted by マルウチ at 10:27│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
花の色はうつりにけりな
    コメント(0)