2012年01月27日

修理の依頼

修理の依頼


引き出し・針箱・文机・衣桁・・・

長年仕舞ってあったという家具の数々。
その修理を依頼されました。

最初は小さな引き出しをひとつ直したのですが、

思った以上にきれいになったということで、
それから次から次に送られてきます。

繊細な蒔絵、
小振りできゃしゃなつくり。

まるでお雛様のお道具のようです。

こんなアイテムが並ぶ部屋や
暮らしをイメージしてみると・・・

今から40~50年前でしょうか、

部屋のほとんどは和室。
畳に座る暮らし。

生活の音・におい

空気の流れ

人の気配

自然の光・電気の明かり

道具の中に日々の記憶が
詰まっているような気がします。

今の暮らしの中で、
蒔絵の良さが引き立つシーンを
想像することは難しいと思っていました。

でもたとえばこんな小引き出しをひとつ、
リビングに置いてみたら・・・

小さな家具から暮らしのグレードを押し上げる、

そんな新しい生かし方、
使い方があるのかもしれない。

そんな想像が掻き立てらる気がしました。







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Posted by マルウチ at 18:17│Comments(0)漆工房
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