2009年01月22日

火鉢

火鉢


二十数年前、福島県の土場から仕入れた欅の根っこ。
十数年自然乾燥させてから製品に仕上げました。

推定130年から150年を経た欅の大木の切り株です。
このくらいの大木になると、掘り起こした根っこの芯は殆どが朽ちていますが、
皮べりは生きています。

このように、芯が朽ちたものは乾燥が早く、
外側を生かして火鉢などに仕上げるのが最適です。

東北地方では昔から、立木を切った後、切り株を掘り起こし
中をくりぬいて火鉢を造り使っていました。

木の持ち主が自宅用に造ることが多く、
素朴なつくりのものがほとんどでした。

木を生かす工夫から生まれた形を、静岡の職人の技術によって
現代によみがえらせました。



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Posted by マルウチ at 17:54│Comments(0)家具
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