2009年08月17日

セントアンナの奇跡

セントアンナの奇跡

映画「セントアンナの奇跡


郵便局で働く定年間近の実直な男が、
ある日カウンターに現れた客にいきなり発砲。

彼の部屋からは、行方不明になっていた歴史的に重要な
イタリアの彫像も発見される。

現代のニューヨークで起きた不可解な殺人事件。
謎を解く鍵は、1944年のトスカーナにあった。

第二次世界大戦下のイタリア。
アメリカの黒人部隊が最前線でナチスと戦っていた。

その最中、一人の少年を助けたことから、
敵陣で孤立する4人の黒人兵。

4人はやむなくトスカーナの小さな村に身を寄せる。


20年の独裁体制を続けたファシスト党ですが、
1943年、ムッソリーニが首相を解任、逮捕監禁されます。
新政権は、水面下で連合国軍と交渉ののち休戦を宣言します。
事実上の降伏です。

しかし、これをドイツ軍が黙って認めるはずはなく、
この直後にローマはドイツ軍に占領されます。

一方で、ドイツ及びファシストに対抗しようとするパルチザンの
武装闘争も活発になってきていました。

1943年後半、連合国軍はイタリアに上陸、北上し、
ドイツ軍はじりじりと後退していきました。


映画の舞台となるイタリアの状況は複雑。
そして、アメリカ軍の人種問題。

でも、歴史的背景がよくわかっていなくても、
わかりやすくできているとは思いました。

映画の冒頭の郵便局員が、
4人の黒人兵の中の誰なのか、
私は最後までわからなかったのですが、
それも特に問題なかったです。

でも、この映画の感想は、まず「惜しい!」。
良くできているんだけど、盛り込みすぎ。

ラストシーンは映画のレベルを2ランク下げてしまった。
他にも不要なシーンがいくつか・・・

上映時間2時間43分はいらない。
30分削ってスリムにしたほうが、
グレードアップしたと思うんだけどなあ。

惜しい!


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Posted by マルウチ at 13:12│Comments(0)映画
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