2012年04月07日

柳は緑花は紅

柳は緑花は紅



禅語というと難解

お茶席では深い意味を
追求するというより、

季節感や雰囲気を
さらりと受け止めています。

そんなどこかでチラッと見かけた言葉も
繰り返し見聞きしていると、
意味が深まっていくような気がします。


花は紅 柳は緑 


今年は柳の生育が悪く、
ちょっとインパクトに欠けるのですが、

毎年この景色を見るたび
ふっと浮かんで来る言葉です。

まあ、そのまんまですから。


春になると当然のように柳は緑の葉を芽吹かせ、
花は深紅の花を咲かせる。

このあたりまえの事実を、宋の詩人、蘇東城は
「柳は緑、花は紅、真面目(しんめんもく)」と詠じた。

柳は緑、花は紅この当たり前のことが、
とりもなおさず、真理の実相だと、蘇東城は言う。

そういう目で見れば、
見渡す限り真理の実相でないものはない。

まさにすべては草木国土悉皆成仏であり、
仏性の顕現にほかならない。

花は色とりどりに咲き誇り、
自然の営みにすべてをゆだね、
一瞬一瞬をあるがままに生きている。

その草や樹木の姿に、限りない生命の息吹を感じ取り、
「真の面目」と賛嘆している。

人はもとより宇宙における一切の存在は、
すべてに平等で尊厳な存在といえる。

なおかつ、平等でありながらそれぞれが個性を持って存在している。



どこかで引いた文章です。


そのままでいい。

あるがままの姿を受け入れる。

人と比べず、自分を精一杯生きる。

それぞれが自分の色を持っていて良い。


そんな意味、でしょうか~


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Posted by マルウチ at 09:22│Comments(0)散歩
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柳は緑花は紅
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