2011年02月14日

フランソワーズ・オゾン監督「リッキー」

フランソワーズ・オゾン監督「リッキー」


フランソワーズ・オゾン監督の新作
「リッキー」


工場で代わり映えのしない仕事をしている、
シングルマザーのカティ。

そんな彼女が出会った工員のパコ。
二人の間には赤ちゃんが誕生し、
リッキーと名付けられる。

この赤ちゃんの背中に異変が・・・

はたして天使かモンスターか?

リッキーの無邪気なかわいさ、
その魅力は圧倒的で、
失ったときの喪失感も主人公とともに観客も味わう。

奇想天外な物語の展開、
でも描かれていたのは普遍的なテーマだった。

映画を見ていて、

村上龍の小説「最後の家族」の中の

親しい人の自立はその近くにいる人を救うんです。
一人で生きていけるようになること。
それだけが、誰か親しい人を結果的に救うんです。

という言葉を思い出した。

やっぱりオゾン監督、
赤ちゃんファンタジー
なんて映画ではありませんでした。


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Posted by マルウチ at 09:38│Comments(0)映画
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