2008年03月23日
柳吹く風
駿府公園の、紅葉山庭園の前で
心待ちにしていた柳の葉が芽吹いていました。
淡い黄緑の葉の出た枝が風に揺れている姿にとても引きつけられます。
「たのしい川べ」という子ども向けの物語の原題が
Wind with willows(柳吹く風)といいます。
私は、このお話が大好きで、何度も読み返したものです。
今となっては、ストーリーをあまり覚えていないのですが、
川の周辺に住む小動物たちの冒険の物語だったと思います。
春の大掃除に飽きてしまったモグラが、
うららかな春の陽気に誘われて散歩にでかけ
ネズミに出会う・・・そんなふうに物語は始まると思います。
大掃除といえば、年末に行うものと思っていたのに
外国では春やるのかあと妙に感心したものでした。
大掃除の途中ふらふらと家を後にしたモグラはその後ネズミの家で楽しく暮らし、
自分の家のことなど忘れてしまうのですが、
季節も変わって吹雪の中、偶然に我が家を見つけるシーンに胸が熱くなりました。
ぐうたらで、やるべきことを後回しにする自分とモグラが重なって
反省したい気持ちになったのかもしれません。
今も変わってないなあ。しかも、子どももそっくり。
でも、柳と一緒に春の風に吹かれているとしあわせな気持ちになります。
少し、肌寒かったけれど、駿府公園には人が大勢いました。
桜も咲いていたので写真を撮ったのですが、アップロードできませんでした。
Posted by マルウチ at 19:59│Comments(0)
│散歩