2009年04月24日
着物をタピストリーに
大正時代の着物です。
ヨーロッパで起こったアールヌーボーの波が日本に届き
大正時代、着物の柄に反映されたのでしょうか。
生地ももしっかりしているので、
仕立て直して着てみたいと思いました。
ところが、仕立屋さんに見てもらうと
布の幅が今のものよりも2cmほど狭く
裄が足りないということで断念しました。
軸棒に挟んでタピストリーにしてみました。
2009年03月31日
くつろぎの空間
屏風の後ろに灯りを置いてみました。
自然の素材からもれる光がやわらかな空間をつくります。
日本の住宅の照明は、上からの直接照明が主流ですが、
リラックス効果も高い低い位置の照明も取り入れてみてはどうでしょうか。
下からの灯りが壁面や天井に光の景色をつくり、
空間に奥行きと広がりができます。
明日は4月1日、新年度の始まりです。
忙しい毎日の中、ストレスを感じる方も多いと思います。
照明器具ひとつ置いてみることで、
くつろぎの空間をつくってみてはどうでしょうか。
2009年03月13日
色即是空 空即是色
色は即ちこれ空なり、
空は即ちこれ色なり。
一切の形あるものが、
そのままでありながら、なにもない。
なにもないことが、
そのまま、形あるものを現出している。
般若心経の一節
厚手の和紙に書いた書をそのままタピストリーにしました。
2009年03月06日
自分を励ます”もの”
10年ほど前のこと、駅ビルのアスティで1ヶ月間、家具の展示販売をしたことがありました。
その時、何度も足を運ばれて悩んだ末、このタピストリーを買って下さった方がいました。
「マンションの白い壁に掛けたらすてきだろうな」
「やさしい自然の素材が白い壁に映えると思いますよ。」
「私、今介護で千葉と静岡を往復していて大変なんです。」
「自分のためにこのタペストリーを買いたい。」
私にとって、印象的な言葉でした。
「自分を励ます」「心が癒される」そういうものとして見てくださるっているのだと思いました。
同じものを見て誰もがそう思うわけではないと思います。
そんなインスピレーションを感じる方のところにこそ送り出したいなと思いました。
あれから10年、その方のお宅でどんな表情を見せているのか、
お役に立っていてくれるとうれしいなと思います。
2008年05月28日
小さいサイズ
一閑張りの花器の新作です。
今沢山咲いているドクダミを挿してみました。
寸法:83㎜×83㎜×242㎜
価格:7,000円
4月にアスティの駿府楽市で、大・中・小と3つのサイズを展示しましたが、
さらに、小さいサイズのものが欲しいという要望があり作ってみました。
先日、アスティでの展示の際、お買い上げ下さった千葉の方から電話がありました。
人形を作っている方で、その作品展のディスプレイに花器を使ったところ、
大変好評だったと喜んでくださいました。
お役に立ててうれしいです。
2008年03月05日
一閑張り花入れ
一閑張りの花入れ、壁掛けタイプです。
板は、えんじゅという木です。
菜の花を挿してみました。
小さな空間に季節の香りをふっと取り込んでみる
そんな気持ちが豊かな暮らしをつくる気がします。
2008年02月19日
一閑張り花器
木の本体に紙ひもを巻き付け、和紙を貼り、漆を塗り重ねてあります。
紙ひもと和紙の質感
黒の漆の光沢
シンプルな形・・・
どんな空間にも幅広く使えます。
鉢カバーのように使ってもおもしろいかなと思います。
別の容器を中に落とし込み、水を入れて使用するようになっていて、
倒れにくいよう、底が重くなっています。
サイズは、大、中、小とあります。
2008年02月15日
2008年02月13日
一閑張りの花入れ
木で作った型に紙ひもを巻いて形を作り、
内、外両面に和紙を貼っていきます。
表面に漆を何度も塗り重ね仕上げます。
写真は、漆を塗った後、乾かしているところです。
内側には、シリコンを塗ってあります。、
そのまま水を入れても大丈夫なよう、
何度も実験をしてありますが、
中に落としを入れて使ってもいいと思います。
12月の展示会ではとても好評で、
注文をいただいていた分がやっとできました。
2008年01月15日
書をタペストリーに
梅の花色はそれともわかぬまでかぜにみだれて雪は降りつつ (源 実朝)
ときの歌を裏打ちしてタペストリーにしてみました。
季節を感じるインテリアとして楽しんでいただきたいと思いつくりました。