2008年03月23日
柳吹く風
駿府公園の、紅葉山庭園の前で
心待ちにしていた柳の葉が芽吹いていました。
淡い黄緑の葉の出た枝が風に揺れている姿にとても引きつけられます。
「たのしい川べ」という子ども向けの物語の原題が
Wind with willows(柳吹く風)といいます。
私は、このお話が大好きで、何度も読み返したものです。
今となっては、ストーリーをあまり覚えていないのですが、
川の周辺に住む小動物たちの冒険の物語だったと思います。
春の大掃除に飽きてしまったモグラが、
うららかな春の陽気に誘われて散歩にでかけ
ネズミに出会う・・・そんなふうに物語は始まると思います。
大掃除といえば、年末に行うものと思っていたのに
外国では春やるのかあと妙に感心したものでした。
大掃除の途中ふらふらと家を後にしたモグラはその後ネズミの家で楽しく暮らし、
自分の家のことなど忘れてしまうのですが、
季節も変わって吹雪の中、偶然に我が家を見つけるシーンに胸が熱くなりました。
ぐうたらで、やるべきことを後回しにする自分とモグラが重なって
反省したい気持ちになったのかもしれません。
今も変わってないなあ。しかも、子どももそっくり。
でも、柳と一緒に春の風に吹かれているとしあわせな気持ちになります。
少し、肌寒かったけれど、駿府公園には人が大勢いました。
桜も咲いていたので写真を撮ったのですが、アップロードできませんでした。
2008年02月25日
メ・ポトリ
葵区鷹匠に、メ・ポトリという器のお店があります。
このお店の窓に、うちのタペストリーが掛かっています。
もう、開店以来5年以上使ってくれていますが、
西日が当たる窓に掛けられているので、
灼けていい感じの色になっていました。
メ・ポトリでは、常設展に加え、企画展を毎月開催しています。
29日まで、「松本寛司展」開催中です。
素朴で暖かみを感じさせる
独特の造形が印象的な
うつわ・カラトリー・オブジェ・おもちゃなど
多数展示しています。
2008年02月21日
伝統技術を生かした逸品家具の展示
静岡駅アスティーにある駿府楽市に立ち寄ってみました。
「伝統技術を生かした逸品家具展」を開催していました。
伝統ある駿河指物の匠の技を伝承する森下木工所。
ここで修行をした職人の手による家具の展示で、
二年に一度開催しているそうです。
後継者の育成は、今の時代、とても難しいことだと思いますが、
森下さんでは、若い才能を数多く育てていてすばらしいなと思います。
25日(月)までの開催です。
2008年02月05日
福祉花壇
城東保険福祉エリア
ここを通るたびに、「これはいったい何だろう」思っていたら、
答えが、先先週のサンケイリビングに載ってました。
「車いすの人も園芸が楽しめる福祉花壇」だそうですっ。
生活訓練にも利用されるとか。
静岡県の推進するユニバーサルデザイン(UD)ですか。
あの太い手すりも・・・そういうことなら解る。
花壇に続く謎の道も・・・
車いすのためのものなのね。
納得。
長年の(2年くらい?)の疑問が解けて、
散歩の足取りも軽くなりました。
2008年01月24日
冬木立
歳時記では、「冬木立」は12月の季語ですが、
大寒からのこの数日の中でその美しさが際立っているように見えます。
私は、冬木立が好きで、毎年冬の散歩の楽しみの一つです。
葉をすべて落とした姿は冬の薄白い光の中で
身を硬くして寒さに耐えているようですが、
その樹皮の内側ではエネルギッシュに春の準備を整えているのです。
細い枝一本一本が、空に向かって伸びて、全体できれいな形をつくっています。