2009年06月19日
太宰治生誕100年
今日6月19日は、太宰治生誕100年の桜桃忌。
記念の今年、関連本の出版やイベントが目白押し。
「太宰治検定」
「走れメロスマラソン」などなど。
新潮文庫では、
「人間失格」
「斜陽」
「走れメロス」がベスト3。
「人間失格」、「斜陽」などは晩年の作品ですが、
私は、生活も安定していた中期の作品が好きです。
特に印象に残っているのは、「佐渡」。
30年以上も前に読んだだけなのでうろ覚えですが、
講演のため、初めて土佐を訪れる主人公。
船から前方に、島影が2つ見えるので不思議に思っていると、
小さな女の子が、同じ疑問を父親に尋ねている。
自分も必死でその父親の説明を聞くという場面。
大人なのに、おろおろとして、
自分を取り巻く世界におびえながら生きているような感じが
とても身近に感じました。
作品の映画化も盛んで、今年3本公開されるそうです。
さらに来年、角川映画が「人間失格」を公開するとか。
でも、私は多分観ないですね。
原作を読んで、自分のイメージができあがっているので、
映画を観ると99パーセントがっかりします。
ファンなら特にそうなんじゃないでしょうか。
でも、こんなに制作されているということは、
観る人がいるということなんでしょうね。
記念の今年、関連本の出版やイベントが目白押し。
「太宰治検定」
「走れメロスマラソン」などなど。
新潮文庫では、
「人間失格」
「斜陽」
「走れメロス」がベスト3。
「人間失格」、「斜陽」などは晩年の作品ですが、
私は、生活も安定していた中期の作品が好きです。
特に印象に残っているのは、「佐渡」。
30年以上も前に読んだだけなのでうろ覚えですが、
講演のため、初めて土佐を訪れる主人公。
船から前方に、島影が2つ見えるので不思議に思っていると、
小さな女の子が、同じ疑問を父親に尋ねている。
自分も必死でその父親の説明を聞くという場面。
大人なのに、おろおろとして、
自分を取り巻く世界におびえながら生きているような感じが
とても身近に感じました。
作品の映画化も盛んで、今年3本公開されるそうです。
さらに来年、角川映画が「人間失格」を公開するとか。
でも、私は多分観ないですね。
原作を読んで、自分のイメージができあがっているので、
映画を観ると99パーセントがっかりします。
ファンなら特にそうなんじゃないでしょうか。
でも、こんなに制作されているということは、
観る人がいるということなんでしょうね。
Posted by マルウチ at 10:27│Comments(2)
│本
この記事へのコメント
こんにちは。
名作の映画化。
私も、読んだ本が映画化されても見ないタイプですね。
「重力ピエロ」「夜のピクニック」
逆に、映画を見て、原作を読むケースはよくあります。
「ひとのセックスを笑うな」「ブロークバックマウンテン」
本→映画は、イメージが限定されるけれど、
映画→本は、イメージが広がるから問題ないんでしょうね。
映画化して恋愛物に生まれ変わった「それから」など、
希有の例はありますが、「人間失格」はどうでしょうか。
名作の映画化。
私も、読んだ本が映画化されても見ないタイプですね。
「重力ピエロ」「夜のピクニック」
逆に、映画を見て、原作を読むケースはよくあります。
「ひとのセックスを笑うな」「ブロークバックマウンテン」
本→映画は、イメージが限定されるけれど、
映画→本は、イメージが広がるから問題ないんでしょうね。
映画化して恋愛物に生まれ変わった「それから」など、
希有の例はありますが、「人間失格」はどうでしょうか。
Posted by kittsan
at 2009年06月20日 10:03

私の場合、映画を観て原作を読んだのは、
「GO」くらいしか思い当たりませんが、
やっぱり先に読みたかったと思ってしまいました。
でも、読んでいたら観なかっただろうということは、
いい映画を見損なうことになりますね。
覚悟を決めて、とにかく観に行ってしまうのも手かもしれませんね。
「GO」くらいしか思い当たりませんが、
やっぱり先に読みたかったと思ってしまいました。
でも、読んでいたら観なかっただろうということは、
いい映画を見損なうことになりますね。
覚悟を決めて、とにかく観に行ってしまうのも手かもしれませんね。
Posted by マルウチ
at 2009年06月22日 17:41
